「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

大山のぶ代さん、さようなら・・・・・

2024-10-11 19:54:43 | おくやみ

大山のぶ代さんが9月29日に老衰のためご逝去。90歳。
どらちゃん役(3代目)としては余りにも有名ですが、小職としては、出役としてのウイークエンダーのレポーター、『江戸を斬る』の咲役なのですが、なんというか、唯一無二な方だったんですよね・・・・表現が難しいなぁ・・・。
言い方を代えると、小職としてはどらちゃんではなく、役柄ではなく、あくまでも「のぶ代さん」。
旦那さんの砂川さんも、『お昼のワイドショー』でお馴染みでしたから、尚更ご本人、ご自身という踏まえ方でした。

太陽には、実は裏方として関わりがあり、かつ露口さんとは俳優座の養成所で同期。(露口さんを「露」と呼ぶことができたとか)
そしてご自身独学でそれまで貯めていたアイディアを取り入れた脚本が5本。
それらは女性目線でもあり、かといって甘口でもなく、ほろ苦いドラマが展開されていました。最初の#129はのぶ代さんの取材アイディア満載の娯楽作でしたが、後の4本はのぶ代さんの鋭い目線というか、ソフトに見えながらなかなかハードな内容に、#154は脱獄犯で前田吟さん、#189は坂口良子さんの可憐さと狂気、#289は少年のハードさ、#319は丘みつ子さんに中尾彬さん演じるボンの先輩夫婦の悲劇・・・というかボンの悲劇。
一筋縄ではいかない内容でした。

#129 今日も街に陽が昇る 1975年 小川英さん、田波靖男さんとの共作
#154 自首 1975年 小川英さんとの共作
#189 人形の部屋 1976年 小川英さん、四十物光男さんとの共作
#289 殿下と少年 1978年 小川英さんとの共作
#319 年上の女 1978年 小川英さんとの共作

詳しくは・・・
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/d39dfdc8c6bf6ec8956f1f96eeab2054

どらちゃんに入られる前までの執筆ですが、確か太陽ファンであったと聞いたこともありますし、さらに1978年10月より太陽に一般オーディション選出⇒参加したナーコの友直子さんの演技指導も買って出るなど、太陽とは浅からぬ関係性を構築されていたようです。


・・・・・さみしいです。

ご冥福をお祈り申し上げます・・・・・


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貯雑記+スコッチ初動はいったりきたり?

2024-10-10 21:28:33 | 当直室日記

UHBニュースの「菅井さんの天気予報」が老眼が進んだためか、どうしても「菅井きんの天気予報」にしか見えず、反応してしまうけぶでございます<(_ _)>

おまけにこれだし(ある日のGoogleさん)

・・・・・・偶然にせんりつ・・・・。<お粗末。。。。

▼webモーターマガジン トヨタ スターレット1300 3ドアS(昭和53/1978年2月発売・KP61型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト096】
https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17720140

3ドアじゃん・・・・って早まらないでください旦那(^_^;)
記事を読み進めていってください。
見覚えのある5枚ドアがありませんか?
色でいえば太陽史上屈指の派手さの割りには地味?な不思議な存在で、#303から#330まで約半年間活躍、脱着式パトランプ装着初代覆面車の内の一台である5ドアSE(90-09)がしっかり映っています。
トヨタ広報車であることは以前から自動車事業部では周知でしたが、改めて新車時の写真を観ると・・・・KPもFFのEPもまた乗りたいですね・・・・。ヴィッツとは違うんだよなぁ・・・。
で件の「90-09」ですが、当時のメンバーのボス以外は全員運転(長さんは張り込みで停車していたか・・・)。無論山さんも結構乗っていたニクイやつでした・・・。


▼特捜隊・石原刑事中毒になりそうだった茶屋町さんが、かねてより小野川(公)中毒を疑われていた症状が確定(^_^;)・・・確かに小野川さんが寄せたのか小野寺さんが寄せたのかなんともいえないところです(゜_゜)。
ということは、はらたいらさんに目を細めてもらうと・・・・三兄弟<違
いやぁ・・・石原刑事といえば、特捜隊最末期では特捜隊としては尖っていた自身最後の主演作で、山さんのところの加代子と体当たりのキスシーンを披露したのには驚いたもので・・・(^_^;)

=スコッチ初動はいったりきたり?=

スコッチ登場編の初動は色々と気になる・・・・撮影した順番に放送されていないことはちょっと興味深いんですよね。

#216 テキサスは死なず! #217 スコッチ刑事登場! は同時撮影。これはセオリー通り。

#218 殿下とスコッチ(9/17) #221 刑事失格!?(10/8) は小澤監督による同時撮影。
#219 誘拐(9/24) #222 蝶(10/15) は児玉監督による同時撮影。
#220 ジュンの復讐(10/1)#223 あせり(10/22)は竹林監督による同時撮影。

セオリー通りでいけば、下記順番となります。

↓スコッチ初動を撮影順でいくと・・・・

スコッチ刑事登場!・・・スコッチ野郎!
殿下とスコッチ・・・(相棒 殿下、ボン)殿下との対立、チーム全体との対立姿勢も・・・
刑事失格!?・・・(相棒 ボン)拳銃使用で査問委員会に。警部補疑惑の始末書は10/8付
誘拐・・・(関虎実さんの髪をわし掴みするゴリさん<違)信也をビンタ、山さんの事情を知る。
蝶・・・人情派長さんを批判
ジュンの復讐・・・ジュンの優秀さを認める。大物黒幕への対決にボスへ物申すが、大物の知人である警察幹部へ直談判
あせり・・・特筆なし

恐らく、各既存メンバーとの対立を初動で描き、最後にテキサスのかたき討ちとしたかったとは思いますし、そのケリがついた段階で第二の今シーズンの主役であるボンの「あせり」を持ってくるというのは、ごく自然ではあります。

ということで、この順番であればなんとなく腑に落ちる展開なのですが、やはり「ジュンの復讐」を10月期首日メダマとして撮って出しして、ちょっと様子が変わった感じです。
もう一つは、この時期の撮影スケジュールが短期間集中していたようにも見え、「あせり」の次の#224「保証人」がかなり色々変化しているように見えてしまいます。これはボスの長髪化やゴリさんの更なる短髪化(ヘルメット準備段階)、長さんの痩せ具合などでも垣間見られるところです。


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向こう一週間の太陽放送2024.10.7-

2024-10-06 22:20:14 | 放送予定

=サンテレビ放送(後)記=

殿下とスコッチは事件自体はをシンプルにして、スコッチと殿下に焦点をしっかり当てた名作で、なかなか見応えがあります。
これは、物語の構成もそうですが、新曲投入やカーアクションの本格化で沖さんのテンポのいい演技をさらに加速させています。

で、滝が「スコッチ」を早々に受け入れているのは、単に「言わせておくか」というのと、意外と気に入っていたのかもしれません(^_^;)
初回からボンはボンだから、まあこの辺の拘りというのはあまりないんじゃないかと。

来週10/13は、関西学生アメリカンフットボール連盟リーグ戦中継 でおやすみ、次回放送は10/20となるそうです。

次回は、男子高校生誘拐事件の容疑者が兄?兄は養子で高校生は実子という背景が。自らも養子を迎えている山さん中心の捜査となります。
スコッチはそれほど反抗しません(^_^;)


=向こう一週間のメ~テレ太陽放送=

さて、10/7の週のメ〜テレ太陽放送。
ポカをしておりました<(_ _)>
#184 アリバイ を無視・・・いやはや本当にお恥ずかしい<(_ _)>

今週は、坂口良子さんが可憐な#189、ゴリさんと殿下の昇進試験始末#190、様々な意味でドラマチックでケガ続出(^_^;)#191、奈良岡朋子さんスペシャルゲストの#192、続けてのスペシャルゲストは成田三樹夫さん#193。
豪華な構成です。

※URLは幣ブログの該当話がサンテレビで放送された時の記事です。

太陽にほえろ!ボン刑事編 #21
「#189 人形の部屋」
可憐な少女の闇、長さんの苦悩。
10月7日 月曜 4:00 -4:55 メ〜テレhttps://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/9b661382583337d407fc9403a7ad1a70

太陽にほえろ!ボン刑事編 #22
「#190 パズル」
昇進試験のゴリさんが挑む「パズル」
10月8日 火曜 4:00 -4:55 メ〜テレhttps://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/011c69fdbcbc1f292337cd6202fdccb7

太陽にほえろ!ボン刑事編 #23
「#191 冬の女」
良の「傷心」、順の「傷身」
10月9日 水曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/e9cc49c3d5a1ae3043850b1355e20ae2

太陽にほえろ!ボン刑事編 #24
「#192 2・8・5・6・3」
ボスにとっての「アイリーン・アドラー」
10月10日 木曜 4:00 -4:55 メ〜テレhttps://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/b4cc4c65c7653e2dcc7d69a858dacde5

太陽にほえろ!ボン刑事編 #25
「#193 二人の刑事」
同期のカミソリ刑事と平凡刑事の融和?
10月11日 金曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/f8e409543115806e07a82d395db46fa1


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雑記+サンテレビ太陽放送10/6=「やさしい」殿下と「非情な」スコッチの「刑事魂」

2024-10-05 06:53:57 | 放送予定

▼いや・・・忘れてました。
地上波デジタルになって、スコッチ登場編を最後に放送していたのはとちぎテレビでした・・・2018年に#255まで放送して終わったんだった・・・。
スコッチ登場についてXポストでは当時を回顧された方がテキサスからスコッチにガラリと変わったことで番組視聴を離れたという方が・・・確かにそうですよね・・・肌に合わない人はいるはずなので。

▼X界隈は10/1に因んで、ゴリさんの殉職シーンが・・・・なかなかつらいものがあります(^_^;)
一番つらいのは、タバコ休憩時にいきなり山さんの「こらえきれず」を目撃すること・・・これは正直小職の涙腺スイッチングなわけで(^_^;)
いや、山さんの「真顔」や「わなわな」もダメなんですよ。。。

▼『夜明けの刑事』マラソン放送が終了、あっさり風味でもF堺さんゲストでしっかり〆ていましたが、いやいや、まさかその直前に日の出署で特捜部のバッテン刑事に出会えるとは・・・(^_^;)
堀刑事まんま。
いやぁ・・・全体的にバラエティに富み、豪華な布陣でした。
ただ、やっぱり改めて相馬課長の存在感がちょっと記憶以上にすごかったので、あのアフロ+特大グラサン+紺の三つ揃いは改めて記憶にこびりついた次第です。
続けて観ているのが『八州犯科帳』。まんま音羽屋の居ない仕掛人(^_^;)。
鈴木清司さん選曲なので、何かあるかと思っていたら、「ビョンビョン」曲、不穏曲など、無印『西部警察』で使用された曲が。

▼小職もようつべのお勧めに出てきてはまった1976年CM集。なつかしい・・・。
千葉ちゃんが弟さんとカリーナCMで共演していたのは知らなかったなぁ。。。
https://www.youtube.com/watch?v=rozyBZbNJsQ

▼茶屋町さんXご提示の撮影現場見学記事。太陽は比較的かつ積極的に見学を行っていたようですが、メンバー衣装をみると#218撮影時。さすが!


さて、10/6サンテレビ・太陽放送。
スコッチの迅速な行動に憧れの思いを抱くボンだったが、スコッチ自体の行動は相変わらず強引だった。そんな時に発生した強盗事件の捜査にボスは殿下とスコッチにコンビを組ませたが、スコッチが独断単独行動に出たため殿下は容疑者を取り逃がしてしまう・・・反抗刑事と最も優しい刑事と相反するコンビながら、実は似ている?殿下とスコッチを描いた#218を放送。

この話は一係VSスコッチの最激戦という趣ですが、観戦しているボスと山さん、間に挟まれた長さん・アッコ、ゴリ壁(^_^;)、どっちなんじゃいボン、そして意外とニュートラルで冷静な殿下。その殿下との対立(対比)が描かれています。
殿下=小野寺さんは当時ブロマイド売り上げも上位で人気沸騰中。その人気にあやかった組み合わせでもありますが、スコッチ自体の素質を浮彫りにさせる機能も持ち合わせた作品です。
それにしても、いま見てもこの布陣のバランスの良さは心地いいです。

石塚「甘えることと、信頼しあうことは違う。絶対に違うんだ!」

山村「滝、俺たちはな、どうやったって所詮一人じゃやっていけないんだ。刑事(デカ)としても、人間としても。」

島「刑事に勘は必要さ!」


【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

10/6(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第2話)
サンテレビ1(地上波)

第218話 51.09.17 殿下とスコッチ (殿下・スコッチ)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
  
      
矢島明子/木村理恵

ゲスト:斉藤真
 小野ひずる 矢野間啓二
 松浪志保 岡本ひろみ 池田武司 島英司 野村章平
 セキトラ・カーアクション

脚本 長野洋

監督 小澤啓一

スーパーに二人組の拳銃強盗が押し入り、一人は逮捕され残る一人は逃走した。捕まった中尾の自供から、共犯者は傷害前科のあるチンピラの梶川で、スーパーの店員・松山綾子にふられた腹いせに襲ったことがわかった。
新任のスコッチは殿下と組んで捜査を担当することになった。
一方、梶川が綾子のアパートに忍び込んでいることに気付いた殿下は、おりから旅から帰ってきた綾子の観の安園をはかるために、ひとり飛び出し、そのために梶川を取り逃がしてしまう。理由はともあれ、スコッチは犯人を目前にして取り逃がしてしまったと殿下を激しくなじる・・・・。

単独行動を好むスコッチが「世にも優しい」殿下とコンビを組み対比できる話ですが、殿下自体当初はクールな二枚目というスコッチ的要素を持っており、殿下の「失敗」に批判を口にするスコッチですが、クライマックスには自らが殿下と同じような場面に遭遇すると一体スコッチはどうなるのか・・・という展開になります。

ただ、単独行動を好む割にはボンとはすんなり行動を共にするところも人間らしい、サボテンをめでるのも人間らしい、スコッチはただ冷たいわけではないというのが見えます。

更に言うと、スコッチに対する各メンバーの対応も面白いところです。
ゴリさんにしても初回はテキサスの件で思わずスコッチをぶん殴ってしまうわけですが、ただ対立とは言いつつも初回からスコッチにはただ気に食わないというよりは、いろんなことを説明している感じです。
一係のメンバーは直接的な説教というよりは、意外な所を突いてくるのでスコッチも逆に面を食らっているという部分もあったりします。

登場と今作でスコッチの基本的魅力が堪能できる名作です。


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「さらば!サラダ・イン・グアム」 向こう一週間の太陽放送2024.9.30-

2024-09-29 12:41:45 | 放送予定

「さらば!サラダ・イン・グアム」

まずは神田さんへ「長い間、本当にお疲れ様でした。」とお伝えしたいです。
27年半。
末期については、色々あり過ぎた感じがあって・・・・最後の最後まで外野の方は決して穏やかではなかった状態でしたが、あくまでも最後はゲストを介さずサラダファミリーのみの卒業という拘りは感じましたね。
神田さんはどちらかというと番組への途中参加の方が多いような印象なので、サラダのボスとしては恐らくいちから番組を作り直すような所だったのだと思います。神田さんが選んだのはあくまでも自然体であること。おそらく、裕次郎さんのボスとしての番組に向き合う在り方(MCのやり方とかではなく)を継承していたように前から感じていました。自然体で、自然な会話の中で、という所を大切になさっていたようなので、松下さん登場の前のめりを「めんこ」的に和らげるのではなく、結構見た目では少々きついかなぁという場面もあったりはしましたが、あれはあれで自然体なんですよね。
また、休演もありましたから、神田さんとしても松下さんにしても、ある意味一般的な共演者以上の仲間的結びつきは出来たのではないかと。
いや、小職はニューサラダも拝見しますよ。神田さんがある意味『笑点』の歌丸さん的立場になったとて、全てがそっくり代わる訳ではないですし、松下さんはちゃんとダジャレを継承してますしね。

前回は「プチ太陽同窓会」で、冒頭は意識してか無意識か、ロケ地巡りを実現していた恰好となっていました。しかもドック絡みのシーンだったので、これはサラダ班も事前に「神戸・愛の暴走」を観ていたのではないかと。神田さんにせよ、サラダ班にせよ、太陽ファンをさりげなく意識してくれる心意気が憎い番組ではあるので、恐らくこのあたりは少なかれ継承するのではないかと期待しつつですね。

X巡回

▼小野寺さんの宮内さん回想
いきなりでビックリしましたが、多分最近X界隈の各位のポストが影響していたと思います。
しかし、新しい宮内さんファン各位のXポストは結構積極的ですし。

▼夜明けの刑事
いやぁ・・・「廉と共にセミレギュ復帰 栄」。キャスティングの基準がわからない・・・(^_^;)
まあ、神山繁さんも短期間に別な警察幹部で登場して、かつヒゲまで生えていたし(^_^;)
ただ、100回を境にだんだんゲストの豪華さも落ち着いてきたような・・・。
確かに刑事課1名増員に「まんが道場に参加してまもない 右田刑事の弟子」の参加となれば、やっぱりギャラ予算もタイトとなったということでしょうか(^_^;)

=サンテレビ放送(後)記=

美容室の通勤路が羽田空港近く(^_^;)
仰る通り(^_^;)

スコッチとしても、城北署までは自分の捜査が正しかったから恐らく交流拒否でも捜査は進められていましたが、本件については「ゴリの壁」「ボンの素直さ」「ボスの鋭さ」に理屈なく素直に従っているところはあるんですよね。なのでスコッチとしても感触的には「いける」とは感じていたと。
しかし、いつも思うのですが、ボスらしいのがスコッチが中岡を挑発したことをしっかり受け入れて既に次の推理も考えているところ。
ただ、今後は反発部分も出てくるのですが、今回はゴリパンチの七曲署屋上に集約している感じですね。
年々思うのはあのスコッチのセリフは視聴者にも向けていたと思わざるおえない・・・・。

茶屋町さんがTBSへのけん制というご見解もあり、小職はさらに岡田プロデューサーの「欲張り」な部分も見え隠れしているようにも感じるところですね。裏番組ではなくても岡田P氏は比較して採り入れられるものには貪欲だったので、客観的に観てスコッチのキャラ立て的には、非情のライセンスの会田、Gメンの関屋、沖さんご本人の「はぐれ刑事」などが混ざったような感じがあります。ハードボイルドに破天荒さとミステリーの味付けを一気に入れ込んで・・・・いや、そう考えると沖さんの負担というのは大きかったんですよね。

ドラマ 太陽にほえろ!(第2話)
#218 殿下とスコッチ
10月6日 日曜 11:00 -11:55 サンテレビ1

次週は最も優しい刑事・殿下とスコッチの対決ですね・・・。
というか、殿下には本来の自分自身の要素が強いのでかなり厳しく当たるのが、ちょっと観ていて辛い部分がありながらも、実は殿下も・・・という展開。ちょっとしばらく見逃せない流れなので、お見逃しなく。


=向こう一週間のメ~テレ太陽放送=

さて、9/30の週のメ〜テレ太陽放送。
メ〜テレ放送がテレ玉放送にだんだん追いついてきた・・・・どうなるんでしょうか(^_^;)
うむ・・・ひょっとするとテキサス殉職で一旦終了かもしれませんが、まだまだ放送当時基準でいけば8ヶ月分ぐらいはありますからね。
今週は、殿下の優しさが本当に良い事なのかが問われる#185、ボスとある医師のプロとしての立場を描く#186、余命いくばくもないながらも夢見る女性、その夢を叶えるために・・・テキボンやるせない編の#187、ひき逃げ事件に故意を感じた山さんの追求と弁護士との対決の#188を放送。

(10/6訂正、#184 アリバイ は地上波放送欠番です。

そして・・・事務仕事で、そのまんま話数をふっていました。申し訳ありません。)


※URLは幣ブログの該当話がサンテレビで放送された時の記事です。

太陽にほえろ!ボン刑事編 #17
「#185 虹」
ある娘への殿下の励ましは吉?凶? ゲスト:水沢アキ・大和田獏
10月1日 火曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/e0d19b7478cac265080114f837e302c3

太陽にほえろ!ボン刑事編 #18
「#186 復讐」
10月2日 水曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
プロの判断が招いた「悲劇」プロの納め方を同じプロとして見つめるボス
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/b172657595f37b9f82bbe38e12b89991

太陽にほえろ!ボン刑事編 #19
「#187 愛」
ある若者の許されない愛情表現、テキサスとボンの苦悩。ゲスト:竹下景子
10月3日 木曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/7c7b2aec6995fa910d8ce5a67d8183a0

太陽にほえろ!ボン刑事編 #20
「#188 切札」
殺意の証明の切札とは、山さんの粘り強い捜査と弁護士との対決 岸田森、唯一の太陽ゲスト作。
10月4日 金曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/7837255b4e61ca84fb78bce4a71f9d5a


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サンテレビ太陽放送9/29=太陽新時代突入 反抗刑事・スコッチ登場!

2024-09-28 07:03:26 | 放送予定

本日のサラダはグアムでのラスト・サラダか・・・・。
やっぱり、神田さんのダジャレが聴けなくなるのは寂しいっす。
とりあえず、先に書いたようにグアム録音メインテーマ’79が流れるのを期待しつつ(^_^;)

X巡回

ある方が自宅で優作さんのサイン会の写真を発見。
いわき市のデパート大黒屋 屋上での催しで、1974年のジーパン殉職直前だったとの事。
写真を拝見すると、にこやかな優作さんというかサングラスをかけたジーパンが座っており、横断幕で読みとれるのは「ジーパン刑事 松田優作ごあいさつと・・・・ 井桁の回」
恐らく「ジーパン刑事 松田優作ごあいさつとサイン会 太陽にほえろ!100回」ではないかと推測。
優作さんの髪型が比較的短いので、時期的には散髪後#98・#99撮影時期から近いうちかと。
大黒屋の催事を可能な限り調べてみたのですが、見つからないんですよね。
土曜日の昼の開催ということなのですが、ひょっとしたら急に決まったのか?いや、それにしても太陽自体福島ロケというのがないので、この催しの為に優作さんは福島入り?
太陽という番組は意外とデパート催事への参加ってあったようなのですが、なかなか確証が見つからなかったんですよね。ただ、まさか優作さんも参加していたとは思いませんでした。テキサス辺りからかなぁ・・・と漠然と。


さて、9/29サンテレビ・太陽放送。
スコッチ刑事登場の#217。
殉職したテキサス刑事のかわって今回からスコッチ刑事・滝隆一が登場する。スコッチ刑事は万事英国風。三つ揃いのスーツをバリっと着こなし、スコッチを飲み、お茶のかわりに紅茶を飲むというキザな刑事。城北署から七曲署に配属。
三年前彼は、自分が犯人を一瞬ためらったばかりに、隣にいた先輩刑事を死なせてしまった。それ以来、彼は人が変わったようになり、拳銃乱用、命令違反、人権蹂躙と、免職寸前の札付き刑事になっていた。そんな滝を藤堂は立ち直らせようと七曲署に引き取ったという設定。
スコッチ刑事に扮する沖雅也は「太陽にほえろ!」の第十回放送「ハマッ子刑事の心意気」(ゲスト)として、「はぐれ刑事」(日本テレビ)で刑事役をやった事があり今回は3度目。(当時の資料より)

OP変更、BGM新曲投入なども見逃せない、いわば太陽新時代のスタートです。

滝「テキサス刑事を殺したのは誰でもない

・・・・あんた方ですよ。」

この時のゴリパンチはおそらく最上級メガトンゴリパンチだったと思う・・・・・


【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

9/29(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第1話)
サンテレビ1(地上波)

第217話 51.09.10 スコッチ刑事登場!(スコッチ・ゴリさん)

 


レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
      
      三上順
       勝野洋(バンクフィルム出演 ノンクレジット)

矢島明子/木村理恵

ゲスト:津田京子
  北條清嗣
  村上幹夫  伊藤健  佃文伍郎
  セキトラ・カーアクション

脚本 小川英 四十物光男

監督 竹林進

凄腕で人を寄せ付けない、滝隆一が一係に着任します。
テキサスの死を俄かには受け入れられない一係の面々、そんな時に女と突き飛ばした男が派出所に連行されたとの知らせが。
女は病院で、その男が突き飛ばしたかどうか定かではないことと、さらにその男は自分の恋人を追い回す刑事だと証言した。
その男は滝隆一、テキサスの後任としてボス自ら選び城北署から転勤してきた男だった。
ゴリさんは滝の面倒をみることになるが、滝に拳銃依存的な面を見て不安になる・・・・そして強盗事件が発生する。

VAPのキャラクター投票で1位に輝いた、太陽キャラとしては異色の「陰」の魅力を持つスコッチが初登場。
それまでの青春路線から太陽世界をひっくり返す的な発想で生まれたスコッチというキャラクターが番組自体にさらなる深みを与える切っ掛けになった話です。
本放送時も物議を醸したスコッチ登場でしたが、現代のファミ劇視聴の流れで同じように観るかたも少なからず居られるのではないかと思います。

テキサス殉職を以て太陽の大括り的な「第一期」が終了、スコッチ登場は「第二期」の突入というか、その繋ぎ的役割という感じでしょうか。その新しい風としてスコッチ(沖さん)が登場するわけですが、既に人気者になっていたオリジナルメンバーへのカンフル剤的な部分もあったと思います。物語的にも演者にも制作側にもある意味波風を立たせようとした意図はあったと思います。

そのスコッチの初登場#217は、確かにスコッチはヒール的に描かれているものの、全く心を閉ざしているわけではなく、熱い部分も持ち合わせ、かつボンはそのクールさを意に介していない感じで素直にコンビを組んだりしており、その辺りの見せ方の巧さがあります。
それにしても、クールな刑事は数多くいますが、スコッチのような様々な深みを持ったキャラクターは稀だと思います。
逆に言うと、スコッチが他の刑事番組に登場していると生かし切れなかったというか・・・。
太陽だからこそ生かされたキャラクターだったというのは登場編で判ると思います。

スコッチのキレのあるアクションも見ものですし、新OPもOPスタイルの確立、そしてサントラも「’76」の情緒的な曲群が加わって話を盛り上げます。

しかし沖さん、冒頭の新宿中央公園ロケのジャンプシーンで足を挫いておられたとか・・・・微塵も感じさせないアクションのキレです。


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祝!サンテレビ継続 スコッチ刑事登場!、向こう一週間の太陽放送2024.9.23-

2024-09-23 00:16:42 | 放送予定

急に気温が下がり、下がり過ぎじゃね・・・と感じるけぶでございます<(_ _)>
熱い温泉に入りたい・・・・って、北海道は先週急に気温がさがりましたね・・・。

▼夜明けの刑事
いやぁ・・・「セミレギュ降板 栄」がありながらも、「花の応援団 大河」の再現度よ・・・・。
そして「アフロな死体」・・・・。カオスなことになってきて、「なんどめだ」は定番、「凶悪犯が好きなのか仁」なども。坂上忍さんはピンクレ、そして「猫神家」。浅井企画だろうか、TBSなのだろうか、芸能界への顔が広すぎる(^_^;)。オリジナルキャストも出演しているし、ちょっと驚きました。
いやほんと、この番組じゃないと実現しなかったんじゃないかと。


=サンテレビ放送(後)記=

決まりましたね、スコッチ登場!

ドラマ 太陽にほえろ!(第1話)
スコッチ刑事登場!◇石原裕次郎主演!!昭和の名作を一挙放送!!豪華俳優陣が“愛”と“友情”をテーマに、男の心意気・人間性を描く!!
9月29日 日曜 11:00 -11:55 サンテレビ1

恐らく、サンテレビ視聴地域でスコッチ編の放送はCSを除くと、前回のサンテレビ放送以来じゃないかと思います。

実はスコッチは太陽へのアンチテーゼでもあり、太陽らしい存在でもあり。当初は「ヘソ曲がり署」だからスコッチみたいな反抗刑事が居ても全く問題がない。しかしながら、テキサス登場から青春ドラマ方向に舵を調整して、いつの間にか優等生的な部分が前面に押し出されていた時期に、ちょっと青春ドラマの力が弱ってきた時期に製作側が継続に危機感を憶えて、当初想定していた若者層中心の視聴からテキサス編より全体層へアプローチするのに成功、ただ、前年の「Gメン’75」やその年のミステリーブーム等でのアダルト層にもっと番組人気を差し込む為の作戦的投入だったと思います。
だからこそのテキサス殉職からの反抗刑事・滝の登場だったと思うわけで、ここで巧みなのは、テキサスの死は確かにテキサス自身の焦りからきた部分がありながらも、それまでのメディアミックス的な部分も含め、藤堂チームもそうですが、視聴者へも、テキサスを死なせた責任を「共有」させたところがあって、それがスコッチがゴリさんへ放つセリフでドキリとするわけです。
・・・・なので「あの」ゴリパンチは、テキサスを侮辱するな!という意味と、実は正論を云っているスコッチにお前に何がわかるか!という意味、もあったりするわけですが、ボスが一番その罪を背負っていて、その贖罪の一貫としての滝を選択するという意味合いも・・・・。

=向こう一週間のメ~テレ太陽放送=

さて、9/23の週のメ〜テレ太陽放送。
1975年最後の#180、1976年三箇日放送の#181。
#179、#180は山さんとテキサスの生活的転機が描かれ、#182はボス主演のサスペンスアクション篇、#183は大滝秀治さんを迎えます。
※URLは幣ブログの該当話がサンテレビで放送された時の記事です。

太陽にほえろ!ボン刑事編 #12
「#179 親と子の條件」
山さんの父性、戸惑い、人生を変えるある決意と事件
9月23日 月曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/f3b2ad979ec779fc0abd31b089af0ed7

太陽にほえろ!ボン刑事編 #13
「#180 訣別」
テキサスが断腸の思いで「訣別」
9月24日 火曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/dbe96c4c9c8bbd3afec061bda552e83c

太陽にほえろ!ボン刑事編 #14
「#181 壁」
人道を外した巨悪相手にごり押しゴリさんが立ち向かう
9月25日 水曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/02378f0f6521c987cdf28b6ed15a164c

太陽にほえろ!ボン刑事編 #15
「#182 ボディガード」
ある婦人警官への疑惑!?ボスの非情かつ暖かい采配
9月26日 木曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/af12099dbacbfc5dd8970e848cab6fd9

太陽にほえろ!ボン刑事編 #16
「#183 金庫破り」
金庫破りの名人の悲劇 山さんの刑事+友人としての寄り添い方
9月27日 金曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/03661dc3d56c7ad934c4948fbdcf023a


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マヨウ サラダ

2024-09-21 13:41:58 | 当直室日記

旅サラダにて、良純さんご発言の「太陽最終回は神戸ロケ」というのがスポーツ誌ネット記事でかなり拡散されているので、とりあえず小職が判る範囲で各位の見解をメモっておきます(^_^;)

*一般、ネット記事、太陽の最後の方の認識があまりない人 ⇒ 良純さん、そうだったんですか!?
*知っている人 ⇒ 最終回はボスのアドリブだ(#718)
*もっと知っている人⇒ 神戸ロケはPART2の#11でPART2の最終回でもないぞ。
*もっとも知っている人 ⇒ なんとなく薄々は気付いていたが、やはりそうだったか。

*太陽中毒 ⇒トシさんが散髪しているので、髪型が戻るPART2最終回や東京パートは神戸ロケ前の撮影→スポンサーのアシックス本社のバックアップが絶大だと思うぞ→ロケが他地方ロケ作品に比べ余り凝っていない→多分打ち上げ会の余裕を作ったんじゃないか、そうに違いない→やっぱりそうだったのね。

*演者・スタッフ ⇒ 裕次郎さんと渡さんが降板したなぁ(#718)俺たちはまだまだの撮影があるよなぁ→奈良岡さん、下川さん、お疲れ様でした(PART2最終回)→さて、神戸で太陽の打ち上げ(クランクアップ)だ!(PART2#11)

ネット記事ってその通り書いてしまうのでね・・・裏付けが取れていない場合があるのですが、今回の場合は立場によって「太陽最終回」の見解が違うし、特に演者さんは放送順に撮影しているわけではないので、現場的太陽撮影のクランクアップが「最終回」という認識はいわば自然な事というのが小職の考え方です。ということで、良純さんもある意味正しい。


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ラスマエ サラダ

2024-09-21 09:38:38 | 当直室日記

『朝だ!生です旅サラダ』
本日9月21日ゲストは良純さん。
太陽打ち上げの地、神戸を訪れる。

良純さんの記憶はハッキリしているが、神田さんは忘れているのは・・・
お約束です(^_^;)
メインテーマのジャズピアノもなかなか心憎い。
前回が郁恵さんで今回は良純さんという、なんとも太陽繋がり的な流れが心憎い。

件の打ち上げ、PART2の神戸ロケなんで、正確に言えば最終回じゃないのですが、演者のみなさんからすると、打ち上げをした神戸=太陽の最後 であったのだと思います。(最終回は神戸ロケ前の撮影)

当時、遠方出張ロケは前後篇か2本撮りがセオリーでしたが、全体スケジュールがタイトで、話自体は泉ちゃんが撃たれて瀕死の状態でブル暴走というハードな題材ながら、話の筋立てはシンプルにして、そこに神戸を入れ込んだ感じだったので、主役のブルース以外は結構ニュートラルな感じだったんですよね。なのでサッと撮ってさっと打ち上げ会・・・という流れだったものと思います。

神田さんラストサラダはグアムのようなので、収録は済んでいるようなので、
実質ナマサラダは本日放送分で終わり?

グアムで録音された、メインテーマ'79が流れることを期待しながら・・・(^_^;)

お見逃しの方はこちらへ (TVer 更新は14時以後のようです。) https://tver.jp/series/sra7pozkd2


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1976年の9月ごろ

2024-09-19 06:49:09 | 当直室日記

テキサスが逝ってしまって、スコッチが登場した頃、要は1976年9月あたりの刑事ドラマ事情。
太陽が作り出して、『非情のライセンス』や『夜明けの刑事』等が盛り立てて、『Gメン’75』が更なる起爆剤となってどんどん盛り上がっていた頃・・・・。
実はこの時期は余り有難くはないのですが、ある意味ちょっとした殉職ブームの年。この年は、正月からGmen関屋警部補、3月に『非情のライセンス』の江沢刑事が殉職、そして『大非常線』の高山が殉職、特に関屋警部補の殉職はかなりのインパクトがあったと思います。実際、小職が自我が芽生えて初めての殉職だったかと思いますので、強烈に頭に焼き付いています。
何しろ毎週土曜日はこの時点でも小職としては遅くまで起きていることができるお祭り日で、ダービー⇒全員集合⇒Gmenというのが、ある意味デフォルトな土曜日となっていましたので、Gmenの主役である関屋警部補があっさり殺されてしまったことはショックでしたね・・・。

更なる新番組投入がちょっと落ちついた感じがあった中で、太陽が200回あたり(5月ごろ)からのテキサス殉職へのある意味動線づくりというか煽りが他番組へも殉職編含め、番組の転機的なものに影響した感じがします。

話戻して1976年9月頃と言えば、『大都会 闘いの日々』でクロさんがムンクのママを見送った→終了の8月3日、『夜明けの刑事』の相馬課長が退職したのが8月25日、『特別機動捜査隊』で流しに化けた水木刑事がボコられた9月1日<違、『非情のライセンス』坂井刑事が殉職したのが9月2日、テキサスは死なず!が9月3日。スコッチ登場が9月10日、『非情のライセンス』右田刑事殉職が9月16日、『非情のライセンス』で右田と坂井の宣材写真を眺めながら黄昏る会田を描いたのが9月23日、『夜明けの刑事』新体制が9月29日、太陽のジュンの復讐が10月1日。

小職としては、初めてリアルタイムで観た『非情のライセンス』が9月2日・・・再放送で観ていて好きだったんですよね、坂井さん。結構ショックを受けた記憶があって、その次の日がテキサス・・・こちらもショックで断片的記憶しか残っていません。

うん・・・・集中し過ぎ。(毎月のようにどこかの番組で殉職編があった1980年も似たようなものではありましたが・・・。)
それともう一つは退職でも殉職でも、まるで番組出演にケリをつける(これはテキサスも含めてなのですが・・・)前提にみえる降板劇なんですよね。
日の出署の相馬課長は完全に退路を断たれるように自分で仕向けた感じだし、坂井さんはどちらかと言えばジーパン殉職系かもしれませんが、テキサスは弁慶の立往生、特に右田刑事は完全に死にに行った感じだし・・・というか、これこそ何発被弾してるんだ・・・というか会田のリボルバーは14連発か?という突っ込みは置いておき、特捜部って意外と話題に上らないんですよね・・・・と言いながら、恐らく刑事ドラマ好きな方(全てを観た方は少なくとも小学生以上かと思いますが)にはかなりキツイ時期でもあったわけで・・・。
(ライセンスの特捜部は第二シリーズの2年半で5人殉職・・・)

太陽の殉職編はテキサスの焦り殉職に対しての反省だったのかこの後、誰かを助けるためや何かを守るため、余命いくばくもないなど本当にやむを得ない場合や本筋にクライマックスを迎えた後や事故など不意を突く展開という方向性が強くなっていきましたが、他番組では「死にに行く」展開というのが残っていくわけで、これはファンとしては辛いことではありましたね。


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