思わず、昼休憩のたばこ場で
「マジでか!!!!」と叫んでしまいました。
火野正平さんが11月14日にご逝去。 75歳。
4月に腰痛の悪化の為「にっぽん縦断 こころ旅」を休み、9月に腰部の圧迫骨折。直接的原因は無く、この骨折を機に体調を崩されたとのこと。
・・・・・なんというか、云い知れないショックというか・・・・。
小職としては、必殺の正ちゃんではあるし、八坂署のカズさんなんですけど、というよりはやはり「火野正平」さんは「火野正平」である、右にも左にも上下にも代わりがいない、そういう存在だったかと思います。淡々としていても怒りの爆発力が強烈で、無論悪役もこなす。かと思えば子犬のような甘えん坊だったり、そういう「漢の艶やかさ」を二枚目とかの容姿とかではなく、身体全体で表現できる希有な方でした。
そして「こころ旅」なんですよね・・・・。
14年間ですが・・・・・小職は最初から拝見していまして、やっぱり各地での溶け込み方が巧みだし、ここでも正平さんは正平さんであり、老若関係なくフェミニストであり、猫と会話し、草木を愛で、下り坂最高で、ストイックさがなく、淡々としていながらもキュートで無理のない旅、凪のような番組全体の空気感が好きで、ある意味小職のリラクゼーション番組となっていました。
太陽には#5「48時間の青春」 藤沢潔役でゲスト主演。
改名前年で、まだ本名の「二瓶康一」名義でのご出演。
未成年役ではあったものの、相手役のシンコをリードするような役柄で、正平さんが演じることで、未成年でも深みがある人間像を体現なさっていたと思います。
なので、俳優としての正平さんもそうですし、相棒のチャリオと共にオムライスと一服ができる喫茶店を捜す正平さんもそうですし、なんというか・・・・やっぱり喪失感が大きい・・・・。
残念です・・・・・・
謹んで、ご冥福をお祈りいたします・・・・・・・・・・・・・・