さて、3/29のファミ劇太陽放送です。
【CS】
▼ファミリー劇場HDリマスター版 マカロニ編
3/29(金)
6:30~7:30
=再放送=[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#44
ファミリー劇場HD(CS)
第44話 48.05.18 闇に向って撃て(鮫やん・殿下・ボス)
3/29(金)
7:30~8:30
=再放送=[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#45
ファミリー劇場HD(CS)
第45話 48.05.25 怒れ!マカロニ(マカロニ)
3/29(金)
19:00~20:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#46
ファミリー劇場HD(CS)
3/29(金)
20:00~21:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#47
ファミリー劇場HD(CS)
第46話 48.06.01 黒幕は誰だ (ボス)
ゲスト:藤竜也
伊沢一郎
荒木保夫
朝倉宏二 幸田宗丸 菊池英一 入江正徳 林寛一
奈美悦子
脚本:鎌田敏夫
監督:山本迪夫
麻薬の禁断症状を起こした中毒患者がアパートに入り込み、何の恨みも無い住人をめった刺しにするという、悲惨な事件が発生した。
確かに最近、殺人までは至らないものの、麻薬の禁断症状が発端と思われる事件が多発していた。
ベテラン刑事たちは一昔前に同じような状況を想い出していたが、その時は大規模な摘発があった為だったが、今はそれも無い。ボスたちは困惑していた。
その直後、七曲署では麻薬対策の会議が行われボスも出席、民間から協力している坂口は、今の状況が逆に麻薬撲滅のチャンスであると考えているようだった。
その一環で・・・
麻薬取引を押さえようと張り込みをしていたゴリさんたちは、網に引っ掛かった密売人と銃撃戦となり、ゴリさんは密売人の足を撃ち抜いたが、車で逃げられてしまう。
密売人の正体をもぐりの医者から聞き出したボスはマカロニとあるマンションに向かい、三浦という男と面談、弟の雅夫を出せと切出した。
雅夫は案の定いたが、足の怪我は交通事故のものだと言っても後の祭りだった。そこには三浦の恋人である風間洋子も一緒にいた。
そんなやり取りの末、三浦はボスと二人っきりで話した。三浦の麻薬組織は大きいものではない。ただ、街の出回るはずの麻薬を買い占めいている組織か黒幕が居ると三浦は見ていた。
三浦はボスと「組みたい」というが、ボスは三浦に組むのであれば自分にだけという条件を出し承諾、雅夫を置いて不信がるマカロニを引っ張って署に戻った。
やはり不信感を抱いたのは、雅夫を取り逃がしたゴリさんと殿下だ。ベテランは様子見というところだが、呆気にはとられているようだ。
それとなく結託した若手は、ボスが殿下を連れて三浦のクラブで酒を飲んだ帰りもボスの後をつけたが、なんとボスは洋子を自室に入れていた。
またあるときは、三浦のスクラップ工場に麻薬の精製所があるとのタレこみに駆けつけるが、もぬけの殻だったが、様子から密告者が居るのは明らかだ。
そのうち、ボスの自宅に謎の男から電話が入り、自分と組めと持ちかけてきたが、正体不明の男とは組めないと断ると、男は三浦の死を予告してきた。
その直後、三浦の自宅が狙撃され、三浦が負傷、時を同じくして戸川組が麻薬を通常の3倍の値で売りさばきはじめた。
戸川組を摘発したボスだが、逆に組長から三浦との関係を詰られる。すでに、裏の業界にもボスと三浦の関係についての噂は広まっていた。
これについては、署内でも坂口にも知れることとなったが、ボスはやんわりと否定した。
痺れをきたした殿下とマカロニは直接ボスに真実を答えてもらう為、ボスの自宅に押し掛けた。
三浦とは昔から何度か逮捕した相手であるが、麻薬密売については確証が無い為逮捕をしていないという。情報の横流しは否定したが、洋子との関係は否定しなかった。
ただ、若手にはもう一つ目的があった。署長の勅命でボスの部屋に盗聴器を仕掛けることだった。
洋子が訪ねてきたが、ボスに三浦の行動を止めてほしいと頼んだものの、ボスが三浦の死後には跡を継ぐと言ったときは、洋子も外で盗聴していた若手一同も驚いたが、その時、洋子のバックが突然爆発、間一髪で逃れた部屋の二人と駆けつけた若手一同、妙な顔で見合いながら、ボスは殿下に洋子のボディガードを要請する。
三浦はどうしても自分の精製工場をボスに教えなかったが、その工場が急襲され、雅夫が殺されてしまう。さらには洋子も殿下の目の前でさらわれてしまう・・・・。
ボス主演、藤竜也さんと奈美悦子さんがゲストの豪華作ですが、
脚本の鎌田さんが敢えて狙ったと思われる「日活・裕次郎」味がムンムンです。
一係のボスではなく、刑事・藤堂としての元々の素がこういうハードボイルドタッチだったのかもしれません。
というよりは、やっぱりこの当時の裕次郎さんのイメージの大部分が今作に生かされていると云った方がいいかもしれません。
若きボスを妄想しながら、バンバン撃ちまくる(^_^;)ボスを観るのもいいかもしれません。
一係のメンバー、みんな面喰ってますが・・・。
また、特捜隊でおなじみの伊沢さんが善表の顔と裏の顔を持った麻薬の黒幕を不気味に演じられるところと、きくち英一さんが『帰ってきたウルトラマン』終了直後のご出演、きくちさんは新マンを演じている期間も様々な作品にご出演だったようなのでタフですよね。
第47話 48.06.08 俺の拳銃を返せ! (マカロニ)
ゲスト:森本レオ
柳生博
中村孝雄 福岡正剛
山田はるみ 木島新一 若尾義昭 邦創典 柳沢優一 豊村真理子 関根信昭 小海とよ子 西川幾雄 尾崎八重
三津田健
脚本:小川英 武末勝
監督:土屋統吾郎
住宅街で聞き込み中、「用を足したく」なったマカロニは、相棒の「腹が減った」ゴリさんに促されてひとりで近くの交番へ駆け込んだ。
マカロニは交番から一係へ定時連絡をするとシンコにからかわれたりで少々くさってしまった。
その最中、サラリーマン風のおとなしそうな男が交番の巡査に道を聞いたが、マカロニの腰元から光る拳銃を見て、眼光が急に鋭くなったが、そのまま立ち去った。
その後、ゴリさんとの待ち合わせの蕎麦屋に向かう途中のマカロニは、道の真ん中で一万円札を拾ってニンマリしていると、急に後ろから鉄パイプで殴られ昏倒してしまった。
通行人に発見され意識を取り戻したマカロニだったが、拳銃が無くなっていることに気付き、すぐさまボスへ連絡。騒ぎを聞きつけたゴリさんや署から急行した長さんらが現場へ駆けつけたが、救急車が到着してもマカロニは何かを捜している。マカロニが見つけたのはタイピンだったが、これは犯人のものだという。捜査を続行しようとするマカロニはゴリさんらに強引に救急車に押し込められ病院へ直行した。
どうしても操作を続行したいと病院を抜け出そうとするマカロニからズボンを没収したボスは、精密検査が終わるまで病院で大人しくしていることを命じる。
ただ、疑問だったのは、なぜマカロニのような刑事然とはしていない人間から、用意周到に拳銃を奪えたかということだったが、マカロニは交番で道を聞いたサラリーマンがまず思い浮かんだ。
交番の巡査からも人相と特徴を詳しく聞けたが、タイピンの出所である「クラブ・スター」を当ると該当者はいなかった。ただ、別な人間に渡ったとも考えられるので、その線は継続捜査された。
そんな時、居てもたっても居られなかったマカロニが自転車を拝借して脱走、身支度を洋服屋で整え、拳銃のネタが無いか街の情報通を当たった。
その頃、オーロラ商事の遠藤係長が拳銃で撃たれ意識不明の重体に陥った。
現場に居合わせてショック状態の女性社員によると、犯人と遠藤はどこかの「山」の話していたことだけしか覚えていなかった。
山さんたちがタイピンの線から元・中光事務器の佐原という男を割り出した頃、遠藤が撃たれた銃はマカロニのものと確認され、一係一同を落胆させた。
佐原のことを収穫が無く仕方無く一係に戻ったとき偶然聞いたマカロニは、佐原の部屋を捜索する一係の動きとは別に聞き込みを開始し、アパートの住民から彼の行きつけの喫茶店を聞いたころ、今度はレストランを経営している大木が、また山のことを口にした佐原に左腕を拳銃で撃たれた。
マカロニは喫茶店ポエムのマスターから佐原の人となりを聞いた。彼は良い青年でこの店で知り合った恵子という女性と付き合うようになったが、1年前から佐原のみ店に来るようになり、恵子の事は一切口にしなくなったのだという。また、半月前に金を貸すところを紹介してくれと頼まれたことを付け加えた。その紹介された質屋で佐原は10万円借りており、退職金できれいに精算した後、質屋の主人に大吉証券のことを尋ねていたことが判った。
長さんたちは撃たれた大木に佐原が言っていた御影山について思い出すよう食い下がったところ、やっと同窓会の慰安旅行で行った先であったことを思い出した。さらに当時の4人が写っている記念写真で偶然一緒になって遠藤も思い出した。そして残る二人は、大木の同窓生で大吉証券の井口と、第八観光の戸倉だと判明、グアム島へ転勤した戸倉を現地に照会する一方、井口のもとへ向かった。
長さんたちは井口に佐原のことを聞いても知らないという。その頃、マカロニも大吉証券を見張っていて、長さんたちに気付いた。
井口と話していた長さんのもとに、戸倉がグアムで変死していたことが伝えられ、さらに井口に食い下がる長さんたち。
そんな最中に、佐原がフラッと大吉証券に入ってきた・・・・・!
この作品の魅力は、ゆるゆると緊張感を同居させたマカロニの絶妙な奔走と、ほんの小さな出来事で一人の女性が死んだことを発端とした悲劇との対比なんだと思います。変に凝っていないから、ストレートにストーリーが入ってくると言うか、ただ単純に訳の解らないことがどんどん解けていく中で、マカロニがいかに振舞うか・・・。
でも、ファーストシーンからゆるゆるなんですよね・・・あの緩さは単純に演技の範囲じゃ出来ない事・・・というかショーケンさんの卒業へ向けての喜びというか(^_^;)それが逆にマカロニらしくて、本当であればこんな重いストーリーは無いんですけどね・・・。
そういう要素がぶつかっているからこそ不条理感満開ですし、それこそ何かお祭り騒ぎ的なざわつきもあったりして、はたまた切なさ満開になったりして。
不思議な作品です・・・泣けるし。
ちなみに、レギュラー・トヨタ覆面車初登場です(^_^;)
ゲストもユル系の森本レオ氏が迫真に演技を魅せるのが素晴らしいですし、野鳥の会・会長もなかなかハイテンションです。
そこに文学座の重鎮である三津田健氏もご出演なんで、いろんな意味で多種多様です。