泥寝明けけぶでございます<(_ _)>
澤田監督のおくやみを書こうと思っていたら、猪木さんに円楽さん・・・・。
自分がトシをとったということなんでしょうけど、最近の訃報はどうもやけに身近に感じるところがあって、早く書けなくなったのもそのあたりではあるんですよね。
さて、10/2サンテレビ・太陽放送は#128。
殺された人間が持っていた木の部品が人形劇の人形に使われたもので、疑わしい人形劇の集団にデンカが潜入しますが、その中で疑ったり、疑われたり。
小野寺さんが人形劇に参加していた前歴を生かした話題作という1974年末に華を添えた異色作ですが、
不器用なテキサスにも注目かもしれません(^_^;)
#119あたりから又「器用さ」がウリになってきた殿下ですが、こういうソフトな面が今後はよりクローズアップされていきます。
でも、蟹江さんが人形使いというのも・・・ピンとこないでしょうけど(^_^;)
(残念ながら#127については本放送以来再放送の無い、お蔵入りの永久欠番になっています。)
=放送なし、参考まで= 第127話 49.12.20 非情な斗い (山さん)内藤武敏 ☆永久欠番
「男の斗い」とは軽く地続きな作品ですが、高子の身ごもった子供が、山さんの執拗な捜査により「反撃」で流産してしまう事は、今後の展開もありますので押さえておかなければならないと思います。
以前、ある方のご厚意により本放送当時の音声を聴かせてもらいましたが、BGMが抑えられ、山さんと内藤武敏さん演じる社長との静かで、物凄く危険な戦いが音からも伝わってくる傑作です。
結末が太陽らしくない部分がありますが、この作品もどうやら「実銃」の使用が問題のようです。
公式で権利が絡むと思われるもの以外の欠番はこれで終わりです。
島「昔、俺の家の近所に人形の好きな女の子が居た。小学校5年でかわいい子だった。その子がある日誘拐されて殺されて発見されたんだ。」
順「!」
島「まんじりともできない夜が幾晩も続いた・・・ある朝俺は決心した。・・・刑事になろうと。
人形は噓をつかない、決して人を傷つけない。だから俺は人形が好きだった。だがなテキサス。人形には人を救うことが出来ないんだ。」
【地上波】サンテレビ・テキサス編
10/2(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第16話)
サンテレビ1(地上波)
第128話 49.12.27 夢見る人形たち (殿下)
レギュラー:藤堂俊介
石原裕次郎
三上順
勝野洋
山村精一
露口茂
石塚誠
竜雷太
島公之
小野寺昭
野崎太郎
下川辰平
長山久子/浅野ゆう子
ゲスト:蟹江敬三
頭師孝雄 水谷邦久
酒井久美子 井野口一美 飯室健一 萩原紀 仙波和之
協力 プーク人形劇場 スタジオ・ノーヴァ
人形操作 岡野公夫 中田あつ子
人形指導 佐藤東
脚本:小川英 杉村のぼる
監督:山本迪夫
ビルの谷間で一人の不良学生が刺殺された。
被害者は小さな竹板に釣り糸が付いた妙なものを握っていたが、殿下によるとこれはコザルといい人形劇に使う人形の眼や口を動かすための爪だという。殿下は学生時代、人形劇団にいたことがあるという。
ボスは捜査を人形劇団に絞り、同じコザルを使っていた「カステル」という劇団に殿下とテキサスを潜入させる。
殿下は人形劇をやる人間が殺人を犯すとは信じられないままだったが、丁度ドン・キホーテの公演準備に追われる劇団は殿下の技術を見込んで早速メンバーに加える。
しかし、劇団にあった人形は全てコザルはあり、捜査は行き詰まってしまったかに見えたが、犯行現場近くからノミは発見され血液反応からこれが凶器だと断定された。そのノミも「カステル」の所有していたものだった・・・・。
1974年末のサービス作。
太陽全体の流れでは年末作は暗めの作品を充てる傾向にある中では、視聴者側に振った作品で、人形劇団に在籍経験のある小野寺さんと杉村のぼるさんの経験を生かした、当時人気沸騰中の殿下主演作です。
さらに、殿下が刑事になった切っ掛けを語る部分もあり、殿下ファンには見逃せない作品になっていますが、そのサポートにまわるテキサスもいい味を出して好演しています。
この頃のことを考えると・・・蟹江さんの善人役は珍しいと思います(^_^;)
でも、当時の蟹江さんは善人らしからぬギラギラ感はありますね・・・