「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送12/8=スコッチの「転機」

2024-12-07 11:41:56 | 放送予定

中山美穂さんの訃報に驚愕してしまったけぶでございます<(_ _)>
なんというか・・・・・非常に身近に感じてしまう。年齢も近いですし・・・・。ちょっと言葉が見つからないです。

 

さて、12/8 サンテレビ・太陽放送。
#225は恐喝男が殺され、様々な容疑者が浮かぶがその中に一人、和装の女がおり、捜査の結果その女性はかつてスコッチの目の前で射殺された倉田刑事の未亡人だった。
平静を装うスコッチだったが、未亡人が頑なに突っ込んだ証言を拒むことに衝撃を覚え取り乱してしまう。
尊敬し、自分の躊躇いの為に目の前で殉職してしまった倉田刑事とその家族、恐喝男と何の関係があったのか・・・苦悩し、過去からの深い傷の一つが癒える、スコッチとしては非常に重要な話になります。

なんというかスコッチにしてみれば#222のブーメラン返しな部分がありながらも、それがスコッチ自身のトラウマ事件に返ってくるとは本人も想像がつかなかったとは思いながらも、冒頭の「トラウマ悪夢」は、#493にも継承しようと台本にも書かれていたこともあり、スコッチのキャラクターを語る上でも非常に重要な作品となっています。
ただ、これがスコッチの転機としては第一弾目で、次も強烈なんですよね・・・強烈すぎますよね・・・トラウマ癒し中の身にまた強烈なトラウマが・・・。
ゲストの「安田道代」さんは、演技派の大楠道代さん。この年にご結婚で、本作はご結婚直前のタイミング作。絶妙なキャスティングです・・・淡々としていながら、眼力で語るというが、沖さんとの競演で際立ちます。
そして、子役としても有名な松田洋治さんは#64以来2回目。前回に比べかなり演技に磨きが!。
森幹太さんは中後期では「ザ組長」役でしたが、実は本作が初登場。


藤堂「話すと思うかお前に。子供だってな、心を開かない相手には決して正直に何も話したりはせん。信じたい相手なら信じたらどうだ。心を開きたい相手なら、心を開いたらどうだ!

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

12/8(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第9話)
サンテレビ1(地上波)

第225話 51.11.05 疑惑 (スコッチ)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
      
矢島明子/木村理恵
      
ゲスト:安田道代
 森幹太 二瓶秀雄
 菊地勇一 松田洋治 多田幸雄
 阿藤海 渡辺巌 吉中正一
  
脚本 小川英 四十物光男

監督 斎藤光正

あるマンションで、男の毒殺事件が起こった。
被害者はスコッチがまだ城北署にいるときの先輩刑事(一緒に犯人を追い詰めた時に凶弾に倒れた)倉田(二瓶秀雄)が追っていた男であった。
スコッチは倉田の仇の意味もあって、この事件にたち向かった。
しかし、調べが進むにつれて、倉田の妻、加代(安田道代)に対する容疑が強まってきた・・・・。(当時の新聞資料を使用、敬称略)

スコッチの精神的な傷となって、彼をその時まで苦しめ追いつめていた「倉田刑事殉職」。
犯人を撃つのをためらった為に死んでしまった倉田、それに責任も何もかも全てを感じすぎるぐらい感じて、最終的には「死にたくない」という強固な信念に忠実に動くことに救いを見出し、非情な道を歩んでいたスコッチ。
その彼が藤堂一家の中で活躍する中で、本来の自分らしさを緩やかに取り戻していた時の決定的な「事件」となります。
そのスコッチが、置いてきた過去である倉田に関する事件、倉田の家族に接することで自分が変わったという事を自ら思い知らされたり、非常に徹してきた自分自身が倉田の事になると熱くなるというのを自ら気付かせられたり、本来の自分と今の自分とに葛藤することになります。
そしてもう一つは、過去においてきた倉田の事に関しては今でも純粋に尊敬している滝という男の本来の素直さにも注目すべきところがあると思います。
それが、今回起きる恐喝男の殺人で全て噴出する格好になります。

この事件がきっかけで、どうしても非情な面や拳銃に頼る「反射神経」的面は残るものの、その非情さが冷静沈着という所で生かされることになっていきます。

ただし、沖さんの掛け持ち出演の関係からか、主演作も沈静化していくのは残念なところですが・・・。


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