◆ 花びらに一番近いところにある3本の飾り雄しべの中の1本の写真です。葯は十字型をしており中央付近には赤っぽい粒々があり,いかにも花粉を持っているような黄色の粒々をつけた突起も生えています。この雄しべは花粉を作らないので「飾り雄しべ」と言われています。花粉を作らないので省エネにはなるし,しかも虫を誘い込もうとする騙しのテクニックです。この部分に虫が入り込もうとすると,先端の花粉を持っている雄しべに接触することになり,それを他の花に持って行ってもらおうというわけです。
ミクロラボΠ(パイ) ポリ亭
関連ブログ:高分子-ミクロの世界-
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