ベゴニアの雄花の写真を載せます。中央から花糸の先にスプーンのような形の葯(花粉の入った袋)がついた雄しべが全方位に伸びています。雄しべですから花粉を出しますから虫にとっては訪問するメリットがあります。花粉が付着した虫がすぐ近くにある雌花(花粉も密も出さない)が持つ黄色の塊にだまされて訪問すると,受粉させることになります。雌花では太くて曲がりくねった雌しべが花芯を覆っているので,虫さへ訪れてくれれば受粉は容易です。
ミクロラボΠ(パイ) ポリ亭
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◆ ベゴニアは夏前から現在もなお花を咲かせ続けています。咲き終わった花をつまんで取ってしまうくらいで手間もかかりません。ベゴニアの花には雄花と雌花がありますが,これは雌花の写真です。雌花は花粉はつくりませんし,蜜も出しませんので虫にとってはメリットがないことになります。雌花はそのかわりによく目立つ雌しべを持っています。途中から二つに分かれたよく目立つ雌しべが3対生えています。その花柱は他の花の雌しべに比べて非常に太く,雌しべ全体が黄色の塊のように見えます。雌しべがその姿を花粉を出す雄しべのようにに見せかけて,虫を誘っているのでしょう。
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参考ブログ:高分子-ミクロの世界-(Yahooブログ)
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イネを刈り取った後に生えてきたイネの穂です。小穂の先端から顔を出してきた雄しべの写真です。先端の大きさに比べてデカい雄しべが出てきていますが,外頴と内頴が左右に開いて出てきたのだと思います。
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イネの雄しべと雌しべの写真です。上方にあるのが雌しべです。その下方に4個の立派(!)な葯をもった雄しべが見えます。葯の立派さに比べて繋いでいる花糸はいかにも細くて頼りなさそうです。花粉を吐き出した葯は無用の長物であり,ばらばら落ちてしまいます。
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関連ブログ:高分子-ミクロの世界-
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イネの雄しべと雌しべが共存している写真です。小穂の頴の一部を引張って除き内部が見えるようにしました。中央付近でもじゃもじゃと生えているのが雌しべ,数個の薄黄色のものが葯(雄しべ)で。
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イネの雌しべの写真です。小穂の外頴を切り取って内部を見ました。雌しべ子いろいろですが,イネ科の植物に共通的ですが雌しべの柱頭にはもじゃもじゃした突起が多数ついています。
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イネの雄しべの葯の写真です。小穂を構成する外頴と内頴をピンセットで左右に引張って開きました。1個の小穂の中に数個の立派(?)な雄しべの葯が納まっています。葯につながる花糸は丸まっているのでしょう。この写真の横幅が約3mmくらいですから,雄しべの長さは2mm弱,幅は0.5mmくらいです。やがて雄しべの花糸が伸びて葯が穂の中から出てきて,イネの花が咲いた状態になります。
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