正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

オメガ婦人用クオーツ、グッチ、セイコースポーツマチックを修理

2008年10月11日 | 時計修理
あ~~野球今年も終わってしまいました。
まあシーズンが始まる前から戦力の差ははっきりしていました。
後半まで巨人の選手の調子が上がってきていなかっただけで本来は序盤からぶっちぎり首位で走り抜けていてもおかしくなかったと思います。

でもタイガースよく頑張りました。お疲れ様です。
今のままの戦力だとCSも難しいかもしれません。

 そんなことは置いておいて、時計の修理です。
昨日は修理残業で頑張りました。
オメガの婦人用クオーツ コンステレーション I様からのお預かりです。
オメガ1455 エタ 976001です。
回路の調子が悪く発信音が聞こえませんでした。
在庫があったので分解掃除と回路交換をしました。
    

先日竜頭の交換をした時計の自動巻き機構の調子が良くなくて昨日その部分だけの修理をしました。 H様の時計デス。
コピーの時計ですがエタの自動巻きの機械が入っています。
竜頭を巻くとローターも一緒に回る現象が起きていました。
文字盤がこれも接着で止まっている為全体の掃除は出来ませんでしたが、歯車を外す手前までバラして綺麗に洗浄して注油し組みなおししました。


 次はグッチ。
ETA561001と言う機械です。この時計も回路の不良で止まっています。 K様からのお預かりです。
分解掃除をして回路を注文し一応そのままで置いています。
3針の機械の回路はストックがあったのですが、2針は切れいていました。

この時計の裏ブタの開け口は上下に細い線が入っていて無理にこじ開けるとその線がつぶれてしまいます。
まずカッターのような細い刃物で少しだけ開け口を広げ、刃物より少しだけ厚みにある工具でもう少し広げてから裏ブタを開けます。
裏ブタもそうですが、この時計の裏はガラスが張っています。あまり強い衝撃を与えるとそのガラスが割れたり外れたりすることもあります。
 
 なのでこの時計のケース開けるのにものすごく神経を使います。
いままで何度泣いたことか…。トホホ…。

 でも今ではいい勉強になっています。

  

ここで一息入れて、しろうさんにお返事を書いて

セイコースポーツマチックです。
キャリバー6619A M様からのお預かりです。
油が原因で止まっていたみたいです。
ある程度機械の状態を見てから帰ろうと思ったのですが、ばらし始めると止まらず結局ばらしきってしまいました。

 とりあえず止まりの原因を見つけてから帰りました。
      
今日は少しだけ残ったこの機械を洗浄して組み立ててから帰ろうと思います。

昨日もなかなか集中力が持続してくれました。

今日もがんばります。