正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

IWC、セイコークオーツ、ロンジン婦人用手巻き時計を修理しました

2011年02月05日 | 時計修理
昨日は置き時計の修理をしないと駄目だったのですが、急ぎの修理が入ってきたので延期になりました。
その置き時計はホゾ穴が大きくなっていて新しいブッシュを入れないとだめみたいなので時間余裕のあるときにばらして作業しようと思います。

最初はIWCの自動巻きです。
紳士物で綺麗な仕上げの文字盤でした。
やはり高い時計は隅々まで凝っていると思いました。
O様からのお預かりです。この機械は28800振動のハイビートなので定期的な分解掃除が必要だと思います。
機械も綺麗にメッキされていました。
大切にお使い下さい。



 次はセイコールーセント キャリバー7N01
消費電流が4.71μAと高く分解掃除が必要でした。
湿気が入った形跡があり、文字盤の裏側やケースのふちがかなり汚れていました。
綺麗に汚れを取って仕上げました。



 最後はロンジンの婦人用の手巻き時計です。
5601キャリバーで、この時計も歯車が一枚多い機械でした。
最近気になる機械です。
香箱の大きさとテンプの大きさを出来るだけ近くするために一枚歯車が多いと教えていただきました。
一枚多いことで不具合も起きやすくなると思うとなかなか難しいですね。
ゼンマイの外端が折れていて注文です。
届いたら交換してケーシングしようと思います。


 セイコー5アクタスで以前からゼンマイの巻上げの調子がよくなく、再々点検です。
私が日中つけさせていただいて様子を見ようと思います。


今日はホイヤーのクオーツを修理予定です。
今日も少し残って修理したいと思います。

 お休みまでもう少しです頑張ります。