正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

タグホイヤークオーツとボンボン掛け時計の修理をしました

2011年06月22日 | 時計修理
昨日は修理残業しないで帰る予定でしたが、気合の入った状態でしたので掛け時計の修理とクオーツを一つ仕上げて帰りました。
結局遅くなってしましまいました。

 はじめはホイヤーの婦人物のクオーツ時計です。磁気が入っての不具合です。
あと電池がなくなってからしばらく電池交換をされていなかったみたいで分解掃除になりました。

 綺麗な緑色の文字盤の時計です。
K様からのお預かりでETA社の03 111キャリバーの機械が入っていました。
最近舶来の時計の電池交換でよく見るようになりました。
2,3年前から使われている機械のようです。プラスチックの歯車が多い機械でした。

分解掃除で0.90μAになり時間様子を見てみます。

次は掛け時計です。
T様からのお預かりで、アメリカで購入されたそうです。
自由の女神の記念モデル。ゼンマイにトルクが出るように外に向けて引っ張るパーツが使われています。
これの取り外しが難しかったです。
あんまり見ない機械でした。
時方2,3番車のホゾ穴と打ち方の2番車のホゾ穴にメタルを入れて後は調整をして分解掃除をしました。
ゼンマイの力が強いのか地板がゼンマイに比べて薄いのかかなり穴が大きくなっていました。
5年過ぎるとまた力にホゾ穴が負けてしまうかもしれません。
穴を開けてメタルを入れてリーマーで大きさを調整し丸リーまーで穴内側を整形して組み上げました。



今日は続けて修理残業です。
ロレックスの婦人物やラドーの機械式の時計の修理を予定しています。