正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ロレックス婦人用、セイコードルチェ、ロンジン手巻き時計を修理しました

2011年06月23日 | 時計修理
今日も朝から暑いです。
10時からセイコークロックの展示会が大阪のセイコーの会社でありました。
9時にお店を出て9時40分くらいについて早速見せてもらいました。
電波時計のややこしいポイントが改良された掛け時計が秋に発売されます。機械に弱い方でも簡単にあわせられるようになります。
お値段も通常の掛け時計のお値段くらいです。
朝から一汗かいて来ました。

昨日の修理です。
K様からのお預かりのロレックスです。婦人用の1161キャリバーの機械が入っていました。
油が完全に切れた状態でした。軽く手洗いして残っている汚れを取ってから洗浄機にかけて洗浄しました。
部品がピカピカになって出来上がってきます。
組み上げて注油しタイミングの調整をしてケーシング。
しばらく時間を見てみます。



次はセイコードルチェ。H様からのお預かりです。機械は4J41 キャリバーでした。
文字盤の竜頭側に少し汚れがついているので湿気が入って少し錆がでて歯車にかんで止まってしまっていたみたいです。
秒針の車に小さな錆が付いていました。(写真最後)
分解掃除をして組み上げました。
消費電流4.01μAから0.63μAまで下がりました。



 最後はロンジンの手巻き時計です。L847.4キャリバー
ロンジンの手巻き時計では薄型の機械です。
ヒゲゼンマイが偏心していました。
ヒゲの修正をして分解掃除です。
テンプの振りがよくなりました。
掃除後タイミング調製をしてケーシング。



おととい修理した掛け時計ですが、時打ちの調子が良かったり悪かったりでもう一度その部分だけ点検修正をしました。

今日は閉店後大阪に出る用事があります。
修理は無しでお酒を頂くので堺まで戻って実家に泊まる予定です。

暑さに負けないようにガンバロ