正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

チュードルクロノのケーシングまでとセイコードルチェ、ソーラーとブルガリの自動巻を修理

2011年10月30日 | 時計修理
昨日は閉店後からの修理になりました。
クロノの部品をそのまま卓上においておくのは物凄く気を使いましたが集中できる時間に組み上げるほうが良いと判断しました。
閉店後洗浄をして部品を注油しながら組み上げていきました。
テンプも良く振ってくれて順調です。
文字盤針をつけて完成です。
分解からの時間を考えると結構時間がかかってしまいました。
でも良い勉強をまたさせていただきました。

その後セイコードルチェのAGS3M21キャリバーの時計の分解掃除です。
I様からのお預かりで、AGローターのホゾがかなり減っていました。
部品交換が必要で部品の入荷待ちです。
部品が入ったらすぐに組み上げられるように洗浄まで終わっています。




次はK様からのお預かりのセイコーアラーム付クオーツです。5T32キャリバーです。
以前お掃除をさせていただいたのですが針を回すときにちょっと時針が回らないときがあるとのこと。
点検すると傘車の歯が3枚程欠けてしまっていました。プラスチックの歯なので何か力がかかって欠けてしまったんだと思います。
機械内部の点検もして問題ないので組み上げ部品が届いたらこれもケーシングの予定です。



ソーラーの時計です。
充電池を交換しても動かず分解掃除、部品交換です。
コイルの一部に断線が見られます。今注文中で入ったら組み上げる予定です。



最後はブルガリの自動巻です。
エルゴン40ミリの大きな時計です全然時間が合わないとのことでお預かりです。
磁気の影響か、汚れが付着してかヒゲゼンマイが変な形になっていました。
分解掃除、ヒゲの修正、磁気抜きをしました。
掃除後270度くらいの振りに戻り順調に動いてくれています。



今日はロレックスを仕上げて帰る予定です。