細くて長くて美味いものと云えば日本蕎麦だけど、うどんだって美味しい。ラーメンも悪くない。立ち喰いだっていいじゃないか!
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東京都小平市天神町2≠R34
肉汁付けうどん¥620=A温もりうどん野菜天ぶら付き¥800・/span>
青梅街道沿いにある指田屋の姉妹店。店内は大きな囲炉裏テーブルを囲んで12人が座れる。地粉の風味が香るうどんはツヤツヤで喉越しが良い。 肉汁はサッパリとした醤油味で豚バラ肉が入っている。 温もりのうどんは温まってモチモチ感が増している。醤油味のつけつゆに花かつおをまぶして小口ネギと摺りおろしたショウガを入れると実にサッパリとした味わい。 野菜の天ぷらはニンジンとゴボウのかき揚げと茄子とトピーマン。 うどんもメニューも微妙に姉妹店とは異なっているが、大きな囲炉裏テーブルは共通している。
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東京都小平市花小金井5≠S62
天もりうどん¥1050=Aなべやきうどん¥1360・/span>
小平の超有名店。大きな駐車場はいつも満車で駐車待ちの車が絶え無い。 広い店内が回転良く稼働しているのでそう長く待つことは無さそうである。 青梅街道沿いに佇む桜の古木が店の歴史を現しているようで、味と雰囲気の揺るぎ無い継承が伺える。 朱塗りの角せいろに整然と美しく盛られた角の立った中細のうどんは、艶やかな半透明の飴色で喉越しもコシも粉の風味も抜群。 客の半数が注文する鍋焼きうどんは絶品で、中細のうどんはモチモチ感が大幅に増しているのにしっかりとしたコシを失っていない。 大きめな土鍋の中は贅沢な具材で彩られ宝石箱のようだ。
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東京都町田市原町田6≠P2≠Q0
かき揚げそば¥370・/span>
小田急町田駅の北口から地上に出たすぐ脇にある生そば箱根の町田北口店。10人も入ると身動き出来なくなりそうな店舗である。 かき揚げ蕎麦はチェーン店共通で、味醂の香る濃い醤油味のつゆで、茹でたての蕎麦に香ばしいかき揚げとワカメと小口ネギがのっている。 熱々のつゆは後味も悪くなく立ち喰いでは文句無しのレベルに仕上がっている。
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山梨県富士吉田市新屋1936≠U
肉うどん¥400・/span>
道の駅富士吉田にある軽食コーナーで吉田うどんが食べられる。うどんのメニューは肉うどんとわかめうどんの2種類。 製麺所のうどんを使っていると思われるが、つやつやした中太のうどんはもっちりとしてコシがあり喉越しも良い。 肉うどんは茹でキャベツと馬肉と小口切りのネギのトッピング。カウンターで好きなだけ揚げ玉を入れられる。 つゆはダシの効いた醤油味で後味も悪くない。道の駅だけあって、初めて吉田のうどんを食べる人にちょうど良いインパクトに仕上がっている。
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山梨県富士吉田市緑が丘2≠T≠Q3
うどん¥350=Aさぬきうどん¥350・/span>
富士吉田市民会館の中にあるグリルで20~30人収容。 やや太めのうどんはモチモチ感があり、つゆを含んで事。が増している。トッピングは茹でキャベツとワカメとニンジンの細切りで彩りが実に美しい。 セルフ方式でカウンターに揚げ玉と小口切りのネギが置いてあり自由に入れられる。つゆは醤油と味噌のブレンド。 さぬきうどんは細めの白い麺で喉越しも良くツルツルした食感。トッピングは同じだがつゆは醤油味ではないだろうか。 うどんのほかおにぎりやかやくごはんのセットも人気のようだ。
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山梨県富士吉田市上暮地1≠P8≠P2
肉うどん¥400=Aつけうどん¥300・/span>
昨年11月に「みうらうどん」が代替わりして「暮地うどん」になったそうだ。 「みうらうどん」は超人気店で昼時はいつも店の前に行列ができていたのだが、代替わりしても相変わらず行列ができていた。 太くて長くてツルツルしてシコシコしているうどんは健在で、いりこだしの効いたつゆも変わっていない。 肉うどんは茹でキャベツと馬肉と小口切りのネギ。つけうどんは茹でキャベツと刻み油揚げと小口切りのネギ。 テーブルには入れ放題の揚げ玉が置かれている。つけうどんの冷たいうどんのほうがコシが強いのは言うまでもない。
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神奈川県座間市広野台1≠S8≠T
天ぷらそば¥410・/span>
県道村富線沿いにある立ち喰い専門店。カウンターのみの店内は15~16名の収容。広い駐車場完備して昼のみの営業で日曜定休であるからトラック向けスタンドそばである。平日の昼時は店の前のテーブルまで人が溢れているのではないだろうか。そばは茹で麺だが、かけつゆは自家製でカツオ風味でダシが効いていて後味も悪くない。天ぷらはタマネギとニンジンのかき揚げで桜エビも香ばしく揚がっていた。
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東京都八王子市暁町1≠W≠P8
もりうどん¥480=A釜あげうどん¥500=Aかき揚げ¥100・/span>
浅川橋を渡った右側の住宅街の奥にある武州田舎味のうどんのお店。 店内のメニューには丼物や各種の定食が並んでいるが肉汁うどんが見あたらない。 ざるうどんの冷たいつけつゆはカツオ風味の醤油味で薬味は白ネギの小口切りとワサビ。 冷たいうどんは紫がかったちぢれ麺でコシの強さは武蔵野うどんの中でも一二を争う。 釜あげうどんの温かいつけつゆはカツオ風味の醤油味、茹でた小松菜と摺りおろした生姜を加えてサッパリした味。 サクサクのかき揚げも胡麻油の風味が香ばしい。これだけのうどんであれば、武蔵野うどん専門店で充分通用すると思うのは私だけであろうか・・。
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東京都八王子市樽原町456≠R
肉せいろ¥871=A舞茸うどん¥934・/span>
八王子の郊外、秋川街道沿いの店舗は外観も内装も洗練されていてジャズが流れていてもおかしくない雰囲気である。 テーブル席と小上がり合わせて40人弱の収容。うどんは飴色の平打ち麺でコシが強く喉越しも良い。 肉せいろのつけつゆは、カツオだしの効いた濃いめの醤油味で豚バラ肉がたくさん入っている。 温かいうどんも濃い醤油味でほんのり味醂が効いたかけつゆは雑味がなく舞茸の風味が溢れ出ていて味わい深い。
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東京都 中央区八重洲2≠P≠P 八重洲地下街
ごぼう天うどん¥640・/span>
言わずと知れた東京の博多うどんの超有名店。 透き通ってだしの効いた熱々のつゆが断面の丸いモチッとしたうどんにほど良く絡む。 もちろんごぼう天にもベストマッチしている。唐辛子は一味だがネギが白ネギの小口切りであったのが意外であった。 食後、山手線外回りに乗っているとダイヤ改正でこの日を最後に姿を消すブルートレインの「富士・はやぶさ」が東京駅へ向かうのとすれ違った。 大分行きの行先表字幕とはやぶさのテールマークをしっかりと眼に焼き付けたことは言うまでもない。 博多うどんと九州へ向かうブルートレイン最終列車。偶然にしては気が効いているものだ・・・。
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神奈川県相模原市相模湖町千木良1227≠W
かけそば¥580=A二色せいろ¥780=Aかきあげ天ふら¥200・/span>
以前から気になっていたお店へ。 綺麗で上品な店内は立派な一枚板の大きなテーブルと小上がりに座卓が2卓で20人くらいの収容だろうか、心地よくジャズが流れている。 ダシの効いた薄口醤油の完璧なかけつゆに、そば粉の風味が満点で角の立った活きの良い蕎麦が泳いでいる。 薬味だけで充分、種物を一切必要としない完璧なかけそばに出会うことができた。 もちろん、せいろも田舎せいろも完璧で、粉の香りといい甘さといい、歯応えといい喉越しといい、説明は全く不要である。 高さ10cmの円柱形のかき揚げも素晴らしい。このレベルの蕎麦に出会うと心が揺らぐ・・・。
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神奈川県相模原市相模湖町千木良486
天ざるうどん¥880=A釜あげうどん¥500・/span>
民家を改装した店舗は8畳の和室2間の座敷で30人位の収容。 褐色がかった冷たいうどんはモチッとしてコシがあり地粉の風味も楽しめる。海老・サツマイモ・春菊の天ぷらもカリッと揚がっている。 天ざるのつけつゆも釜揚げのつけつゆもカツオダシの効いた醤油味の温かいつゆで、うどんへの絡み具合も良くサッパリとして美味しい。 釜揚げうどんは粉の事。が溶け出したトロトロのゆで汁にモチモチしたうどんが泳いでいる。ホウレンソウと花かつおが加わってつけつゆとの相性も抜群である。 お店の雰囲気は吉田うどんだが、食感やメニューの雰囲気は武蔵野うどんのようである。
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山梨県都留市中央2丁目4≠R
全部のせうどん¥600=A肉つけうどん¥550・/span>
カウンターに3~4人、テーブル3卓で10人程度収容の店内は小綺麗でカレーショップと言ってもおかしくない。 全部のせうどんとは、温玉とワカメと豚バラと刻んだ油揚げがのったかけうどんで、揚げ玉はテーブルに置かれた容器から入れ放題である。 肉つけうどんは、冷たいうどんを豚バラと刻んだ油揚げが入った温かいつけつにゆで食べるものである。うどんは吉田うどんの特徴とも言えるキシッとした歯応えで噛むほどに味わいが増してくる。 お店の一押しはカレー味のようで機会があれば是非とも食べてみたいものだ。
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山梨県都留市中央1丁目6≠T
肉うどん¥410=Aあげうどん¥410・/span>
15人程度収容の店内は昭和の時代の食堂そのもので、まるで十何年も時間が止まったままのようである。 「あげうどん」とはつけうどんのことで、青いビニールザルに盛られた冷たいうどんは白い平打ちでやさしい口当たりながらもちゃんとしたコシもある。 温かいつけつゆは肉うどんのつゆと同じもので、カツオだしの効いた醤油味で僅かに味醂の風味が漂う。 細かく刻んで煮しめた鶏肉と茹でた刻みニンジンに焼き海苔が1枚浮かんでいる。 小皿にのった小口切りのネギとすりだねを加えると懐かしい味わいに変化する。古い時代の吉田うどんのスタンダードな味の一つに違いない。