細くて長くて美味いものと云えば日本蕎麦だけど、うどんだって美味しい。ラーメンも悪くない。立ち喰いだっていいじゃないか!

東京都千代田区有楽町2≠S≠P1
カレーうどん(ごはん付き)¥550・/span>
JR有楽町駅の新橋寄りガード下にある手打ちそばうどんの店。カウンターに椅子が7脚で店内の張り紙に「当店は立ち食いそば屋ではありません。手打ち・・・ 」と記してあったが価格設定から立ち喰いに分類するのが妥当と考える。カレーはタマネギと肉を具にじっくりと煮込まれて和風の深い味わい。平打ちの手打ちうどんはモッチリとした食感で粉の風味も僅かに残っているが、カレーの風味にかき消されてしまう。うどんとカレーの絡み具合も絶妙だが小振りの茶碗に盛られたごはんとの相性は言うまでもないだろう。

東京都品川区西五反田8≠S≠P5
天ぷらそば¥450・/span>
大崎広小路駅の改札を出て左すぐ、およそ立ち喰い店とは思えぬ店構えだが店の前にあるメニューの価格を見て納得。店内はカウンター席で10人位の収容で店員さんがキビビキビと動いている。やや細めのそばはしっかりした歯ごたえとそば粉の香りが楽しめる。鰹ダシの効いた醤油味のかけつゆは透明感抜群。注文を受けてから揚げるかき揚げはサクサク。麺・つゆ・タネの全てが美味しい上にお店は綺麗でサービスも丁寧。そのうえ値段は立ち喰い価格ときたら文句の付けようが無い。ただ個人的には天ぷらのジュウジュウ感と油切りのバランスをどう捉えるかが課題。

東京都新宿区西新宿1≠P3≠U
冷やしたぬきそば¥410・/span>
富士そばは言わずと知れた大手の立ち喰いそばチェーンで東京を中心に80数店舗あるそうだ。立ち喰いとは言え茹でたあとに水で洗ってそばをしめるという手間をかけているため歯応えもそば粉の風味も味わえる。かけつゆも毎日各店で焼津のかつお節と日高昆布からとった一番ダシを使っているそうだ。今日はあまりの暑さに冷やしたぬきを注文したが、メニューが豊富なので次回は選択に苦慮することになりそうだ。

東京都中央区日本橋2≠P≠Q0
よもぎ天そば¥350・/span>
青森県で有機野菜や卵の宅配販売をしている東北牧場のグループ会社が営む立ち喰いそば店。八甲田山に近い自然と水に恵まれた牧場から直送された天然の山野草の天ぷらが特徴。歯応えもそば粉の風味も悪くないそばとダシが効いて雑味のないかけつゆと香り豊かなよもぎの天ぷらの組み合わせは価格以上の味わいで大満足。ほうれん草に似たクセのない美味しさのアカザの天ぷらや、つなぎに布海苔を使った海藻の香りがするへぎそばなど興味を誘うメニューが豊富で再訪は必至である。

東京都江東区亀戸6≠U2≠P
かき揚げそば¥360・/span>
総武線沿線に数店舗を展開しているチェーンの立ち喰いそば店。亀戸駅東口の改札すぐ横にある店舗は、元ラーメン店だったような設えでカウンター席とテーブル席を合わせてで40名程度の収容。注文を受けてから生そばを茹でるので待つこと3分。細めのそばは粉の香りも充分でしっかりしたコシもあるが、ゆで加減ひとつで大きく味わいが変わってしまいそうである。かけつゆはカツオの効いた真っ黒い醤油味で微かに味醂の風味を感じる。やや小さめなかき揚げに濃いつゆが染みて味わい深い。昭和の時代の東京のかき揚げそばに出会うことができた。

東京都江東区亀戸6≠U0≠T
もりそば¥360=A春菊天¥100・/span>
明治通りと京葉道路の交差点横の居酒屋型の立ち喰いそば店。カウンターに椅子席で十数名の収容か。生そばを3~4分茹でてから冷水で濯ぎザルに盛って出される。薬味は小口切りのネギとわさび。つけつゆは標準的な江戸前のそば仕様。少し色付いた細めのそばは、なめらかな喉越しとしっかりした歯応えだがそば粉の風味は感じられない。360円という値段を考えれば仕方がないだろう。食べ終わる頃合いを見計らってそば湯が出されるのがうれしい。

東京都東大和市新堀3≠P≠Q
豚つけ汁うどん¥800=A冷たいうどん胡麻だれ(小)¥700=Aごぼう天¥100=Aかき揚げ天¥100・/span>
ゆったりとした空間の店舗は6人鰍ッのテーブル3卓とカウンター席で25人前後の収容。うどんを茹でている間に運ばれてきた天ぷらは新鮮な素材を衣で包んでサクッと揚げてあり、一塩して食べると野菜の甘みが口に広がり実に美味しい。気がつくとうどんが出るまでに半分以上食べてしまっていた。薄い灰色のうどんはキシッとした歯ごたえでコシもある。豚バラ肉が入ってダシの効いたつけ汁との相性も抜群で一気に啜り込んでモグモグと食べてしまう。胡麻だれの絡み具合も悪くない。中が500gで小が300g。小というよりは普通とか並と言うべきではないだろうか。

東京都中央区日本橋本町1≠P≠V
かきあげそば¥390・/span>
鰹節問屋直営の立ち喰いそば店。注文されてから生そばを茹でるので2~3分は待つことになる。茹で上がったそばを冷水にさらし水切りをして丼に入れ、上から熱いかけつゆを注ぎかきあげを載せて出来上がり。薬味のネギはカウウンターで受け取る時にセルフで入れるシステムだ。細めのそばは歯応えもコシも充分ながら粉の風味はわずかに香る程度だ。しかし、値段を考えたら文句などつけようがない。無化調のダシは深いコクがありながら雑味が全くない澄んだ味わいでとても美味しい。ひやかけやきしめんも味わってみたいので何度も足を運ぶことになりそうである。

東京都江東区富岡1≠T≠P
あさり蒸籠めし¥980・/span>
深川不動尊の赤い鳥居の斜向かいにある居酒屋さんで深川名物の昼食をいただいた。そもそも、深川めし(深川丼)とは、ざっくりと切った葱と生のあさりを味噌で煮込んで、熱いご飯にぶっかけた丼で江戸時代の漁師料理であった。その後、職人さん達の弁当用に考案されたあさりの炊き込みご飯も深川めしと呼ばれている。そして、門前茶屋の深川めしはあさりの蒸籠めしである。蒸籠めしの上にあさりの身をたっぷりと敷き詰め青のりがパラパラとふりかけてある。柔らかいあさりの身とサッパリ味のせいろ飯とすまし汁としば漬けの味わいが絶妙のバランスであった。

東京都江東区富岡1≠W≠Q
ネギトロ丼定食(冷たいうどん)¥945・/span>
深川不動尊の参道に近い路地の手打ちうどん・そばの店。注文してから十数分して運ばれてきた平打ちのうどんは、細くて長くて真っ白でキラキラと輝いている。薬味は白ごまと小口切りの白ネギとわさび。さっぱりした醤油味のつけつゆに浸して一気に啜り込むとしっかりした歯応えが返ってくる。モッチリした優しい食感ながら奥歯でようやく噛み切れるほどの強いコシを持っている。そばや肴のメニューも豊富だが、うどんの食感だけで充分訪れる価値がある。

神奈川県川崎市麻生区万福寺219
天ざるうどん(サラダ油)¥1300=Aかき揚げ天(胡麻油)うどん¥1280・/span>
新百合ヶ丘駅北側の再開発地区にあるマンションの1階に水沢うどんの店がある。モダンな造りで高い天井の店内は座敷や個室など合わせて50人位の収容。ざるうどんは白く輝きモッチリとした食感で噛むと押し返してくるようなコシを持つ。温かいうどんは優しい食感だが押し返すようなコシは失われていない。透き通って上品な味わいのかけつゆとうどんの相性も抜群。ダシに魚系の香りが感じられないのに事。は充分である。天ぷらの揚げ油をサラダ油と胡麻油から選べる。胡麻油のほうが若干値段が高くなるようだが味わいは少し風味が異なる程度でどちらも十分美味しい。

東京都立川市柏町2≠R9≠R4
肉付け合盛り¥750=A野菜付け合盛り¥700・/span>
特徴的な外観と昭和レトロな内装の手打ちそば・うどん店。そばは太い平打ちで色黒の田舎風。カドが立ってみずみずしくモッチリとした食感。うどんもかなり太めの平打ちでつやつやした白色。噛み締めると強いコシと地粉の香りが楽しめる。肉付け汁は豚バラ肉・椎茸・葱で味付けされ円やかなコク。野菜付け汁は葱・茄子・椎茸・かいわれ・いんげん・しめじの事。で深い味わい。どちらの汁もそばとうどんとの相性が抜群。そして、汁のなかでそばとうどんが混ざり、一緒に口に運ぶとそば粉の風味とうどん粉の風味がミックスされ全く新しい味わいが楽しめる。

東京都小平市小川町1≠S23
糧うどん¥600=Aせいろ¥700=A野菜天ぶら盛り合わせ¥500・/span>
こだいらオープンガーデンの「森田邸」敷地内にある手打ちの蕎麦うどん店。店内はカウンターとテーブル席で20名弱の収容だがオープンテラス席もある。せいろは細めの蕎麦をサッと茹でて供される。薬味は小口切りのネギとワサビ。風味を逃さぬように2~3分で啜ってしまった。じっくり茹でて供されるうどんは、細めだがしっかりとしたコシと粉の風味を持っている。温かい汁には大根・茄子・キザミ揚・しめじが入る。天ぷらは、絹さや・ししとう・サツマイモ・カボチャ・大葉・山芋・しめじ・りんご・茄子・人参と玉葱のかき揚げなど盛り沢山。

東京都品川区中延4≠T≠S
かき揚げそば¥380・/span>
東急大井町線中延駅の改札前にある立ち喰いそば店。 お湯で暖めた瀬戸物の丼にさっと湯に潜らせた色の薄い茹で麺を入れ、たっぷりの小口切りネギとかき揚げ載せ、熱々のつゆをかけてできあがり。 丼が大きめで麺も天ぷらもかけつゆもボリューム満点。昭和の時代の東京のスタンダードな立ち喰いそばの味を思い出す。 この店の特徴は天ぷらの種類が多いことで、イモ天、あじ天、げそ揚げ天、ソーセージ天、五目天と多種多様。とりわけ食欲をそそるのは紅生姜天である。

東京都江東区東陽4≠Q≠P
かき揚げそば¥350・/span>
東京メトロ系列のフード会社が経営する立ち喰いそば店で姉妹店が門前仲町にもあるらしい。 色の濃い太めの茹で麺をさっと湯にくぐらせて丼に入れ、江戸っ子が好みそうな真っ黒い色をしたつゆをかけ、その上にかっちりと揚がったかき揚げを載せ小口切りのネギを添えて完成。 熱々をフーフーしながら立ったままでサッサッと掻き込むにはこれ位濃い味のつゆが丁度良いのかもしれない。