杜若アイリスあやめ相容れず

杜若/アイリス/あやめ
似て非なる花だ
何度かその相違点を教わったが不明のままだ
花の名に限らず「似て非なる」ものは多い
外見はそっくりでも
それぞれの自己主張に妥協はない
あめんぼう追いつめたるは己なり
水面のあめんぼうの動きはすばやい
重力のない体は俊敏だ
その目の先に何をみているのか
自分自身の姿を追いかけているようでもある
じっと動かないのは追い詰めた自分に金縛り状態なのかも知れない
鮎嘴に川蹴る鵜や奥只見
奥只見に旅したときの朝である
宿の下駄を履いて川淵を歩いていると
突然の激しい水音
鵜が鮎を嘴に捉えて
水を蹴って飛び上がる瞬間だった
鵜の大量繁殖で鮎が全滅状態とは
あとで宿の主から聞いた

杜若/アイリス/あやめ
似て非なる花だ
何度かその相違点を教わったが不明のままだ
花の名に限らず「似て非なる」ものは多い
外見はそっくりでも
それぞれの自己主張に妥協はない
あめんぼう追いつめたるは己なり
水面のあめんぼうの動きはすばやい
重力のない体は俊敏だ
その目の先に何をみているのか
自分自身の姿を追いかけているようでもある
じっと動かないのは追い詰めた自分に金縛り状態なのかも知れない
鮎嘴に川蹴る鵜や奥只見
奥只見に旅したときの朝である
宿の下駄を履いて川淵を歩いていると
突然の激しい水音
鵜が鮎を嘴に捉えて
水を蹴って飛び上がる瞬間だった
鵜の大量繁殖で鮎が全滅状態とは
あとで宿の主から聞いた