竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

忠魂碑灼けたまんまに夏の蝶 流伴

2017-06-21 | 
忠魂碑灼けたまんまに夏の蝶





夏蝶は色鮮やかで大きい
揚羽などは顔の近くを通ったりすると風を感じる
その大きな蝶が色褪せて忠魂碑に止まっている
炎熱にそのまま灼けて死んだのだ
忠魂碑が哀しい また8月がやってくる

騙したか騙されたのか蛍の夜



蛍の飛び交うさまは幻想的だ
それを観ていると此方も現実を乖離する
なんとなく事件のおきそうな期待
騙されても許しそうな危険な感情もたしかにある



十薬と呼ばれまたの名地獄蕎麦


どくだみは十薬と呼ばれ
昔から重宝されている
薬はもちろんお茶にしても喜ばれる
強い匂いはは薬効の確かさを語る

一方であの何処へでも繁生することが嫌悪される
地獄蕎麦の名の由来はその根の強さの事らしい