
秋分の日の音立てて甲斐の川 廣瀬町子
作者の出自は知らないが
馴染んでいるはずの河川の音が
今日はやけに耳に清々しく聞こえる
そうか今日からほんとうの秋が訪れるのだ
(小林たけし)
【秋分】 しゅうぶん(シウ・・)
◇「秋季皇霊祭」(しゅうきこうれいさい)
二十四節気の一つ。9月23日ころ。昼と夜の時間がほぼ等しく、この日を境に夜の時間が長くなる。ここを境に「秋の夜長」がはじまる。また「秋季皇霊祭」は秋分の日に天皇が、皇霊殿で歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祀る祭祀のこと。
例句 作者
秋分の正午の日ざし真向にす 管 裸馬
秋分の男松より夕日さす 田平龍胆子
山かがし秋分の日の草に浮く 松村蒼石
秋分やもみづりはやき岩蓮華 那須弥生
秋分の明るき昼の仮寝かな 山田葱風
秋分の正午の日ざし真向にす 管 裸馬
秋分の男松より夕日さす 田平龍胆子
山かがし秋分の日の草に浮く 松村蒼石
秋分やもみづりはやき岩蓮華 那須弥生
秋分の明るき昼の仮寝かな 山田葱風