麦飯のところどころでよいとまけ 篠原信久
季語の麦飯が初夏の季語だと納得するまでに時間を要する
麦秋からの連想が浮かぶが
絶滅寸前の季語なのかも知れないと思う
掲句も古い記憶を呼び覚ましての作だろう
(小林たけし)
季語の麦飯が初夏の季語だと納得するまでに時間を要する
麦秋からの連想が浮かぶが
絶滅寸前の季語なのかも知れないと思う
掲句も古い記憶を呼び覚ましての作だろう
(小林たけし)
麦飯(むぎめし) 初夏
【子季語】すむぎ
【解説】
裸麦や大麦を米に混ぜて炊いた飯。近年では加圧して押し麦にしたものを炊き込む。麦の収穫は五月から七月頃。麦はビタミンB類が多く滋養に優れる。とろろ汁をかけて食べると美味。宮崎の冷や汁に麦飯は欠かせない。
【例句】 作者
京まではまだ二日路や麦の飯 草斧「新華摘」
夕陰の新麦飯や利休垣 一茶「八番日記」
京まではまだ二日路や麦の飯 草斧「新華摘」
夕陰の新麦飯や利休垣 一茶「八番日記」