花嫁のように鯉くる梅雨の入り 和田浩一
花嫁のように来る鯉
見事な緋鯉、あるいはいたいけな小さな緋鯉か
作者は自分の娘の姿にかぶさって思えるのだろうか
あまり深読みしないで良いのだろうと思う
梅雨の入り が微妙な心理に取り合わせて絶妙
(小林たけし)
【入梅】 にゅうばい(ニフ・・)
◇「梅雨に入る」 ◇「梅雨の入」 ◇「梅雨入」(ついり) ◇「梅雨入」(つゆいり)
本来は立春から135日目、ほぼ6月11、12日頃を入梅としたが、最近では気象庁の「梅雨入り宣言」に基くのが慣習で、年毎に差異があり、又地域によっても梅雨の時期は異なる。梅雨はほぼ1ヶ月続く。
例句 作者
多機能を使いこなせず梅雨入かな 山中佐津喜
抽出しの軋む音して梅雨に入る 浅見芳枝
日本も日本人も梅雨に入る 國定義明
梅雨に入る水のにほひの永平寺 國定義明
梅雨の入り持病に一日付合ぬ 山根貞子
梅雨入りの囁き羅漢石の耳 進藤清
梅雨入りを前に身軽な山である 山口木浦木
多機能を使いこなせず梅雨入かな 山中佐津喜
抽出しの軋む音して梅雨に入る 浅見芳枝
日本も日本人も梅雨に入る 國定義明
梅雨に入る水のにほひの永平寺 國定義明
梅雨の入り持病に一日付合ぬ 山根貞子
梅雨入りの囁き羅漢石の耳 進藤清
梅雨入りを前に身軽な山である 山口木浦木