竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

月見草黒部の水をやさしくす 宇咲冬男

2021-07-16 | 今日の季語


月見草黒部の水をやさしくす 宇咲冬男

月見草の咲きようは
だれをも優しくしてくれる
作者はひとたび荒れれば凄まじい黒部の川までも
月見草がやさしくしているのだという
だれしも頷く断定だ
(小林たけし)


【月見草】 つきみそう(・・サウ)
◇「待宵草」(まつよいぐさ) ◇「大待宵草」 ◇「宵待草」(よいまちぐさ)
南アメリカ原産のアカバナ科の多年草で、夏の夕方、白い四弁の花を付け翌日、しぼむと紅変する。観賞用として栽培されてきたが、最近ははあまりみかけなくなった。現在この名で呼ばれているのは、南米原産の待宵草、あるいは大待宵草で、海辺や川原に広く帰化している。こちらの方は鮮やかな黄色の花である。

例句 作者

紀の海に一筋の潮月見草 大嶽青児
眼鏡購いぬ海が続いて月見草 和知喜八
砂丘はなるる月のはやさよ月見草 大須賀乙字
英学の夢聴くミルン月見草 船矢深雪
躬のどこか滅びの色に月見草 河野多希女
軍港の眠り足りない月見草 川辺幸一
逢へなくば眼つむる癖や月見草 髙橋あや子
B型の月見草なり残生も 佐藤琳子