
少年に滑走路あり大夏野 三木基史
だれにでも記憶にある少年時代の滑走路
両手を広げ声を張り上げて野をかけた
いつしか心は空をも飛んでいた
(小林たけし)
【夏野】 なつの
◇「卯月野」(うづきの) ◇「五月野」(さつきの) ◇「青野」(あおの)
夏草の生い茂る野原。緑濃く、強い日差しを受けた草の茂みからは草いきれが立つ。「卯月野」は陰暦4月の新緑の頃の野、「五月野」は陰暦5月、梅雨の頃の野である。
例句 作者
子を盗ろ子とろ青野の果ての曲馬団 山田征司
少年の夏野にビラが降っている 秋尾敏
少年の眉目まっすぐ夏野かな 松本弘子
年三百日射爆の大地いま青野 大岩水太郎
怒らぬから青野でしめる友の首 島津亮
憲法へ水の流れる夏野かな 松下カロ
棒一本立てて夏野を去りし父 池田守一
母病む日青野を白く背に残し 安西篤
沈黙の青野ひろげる村なりき 髙尾日出夫
子を盗ろ子とろ青野の果ての曲馬団 山田征司
少年の夏野にビラが降っている 秋尾敏
少年の眉目まっすぐ夏野かな 松本弘子
年三百日射爆の大地いま青野 大岩水太郎
怒らぬから青野でしめる友の首 島津亮
憲法へ水の流れる夏野かな 松下カロ
棒一本立てて夏野を去りし父 池田守一
母病む日青野を白く背に残し 安西篤
沈黙の青野ひろげる村なりき 髙尾日出夫