◎横浜市の基本構想(長期ビジョン)には、5つの都市像を推進する力が描かれています。
1.世界の知が集まる交流拠点都市…国際機関や研究活動の場が集まる横浜で、世界から集まる多様な文化や技術
を持つ人々が交流し、互いに切磋琢磨することにより、新しい文化芸術や先進的技術を生み出し、特色ある
都市の創造性を発信することで、横浜は世界の知識と知恵の拠点を目指します。
2.新たな活躍の場を開拓する活力創造都市…社会経済のグローバル化や情報化が進み、都市間競争が激しくなる
中で、横浜から新たなビジネスチャンスと企業活動を生み出すことにより、国内外から企業の集積を進め、
多くの人に活躍の場を提供していくことが目指されます。高度な技術や人の集積による都市の創造力と、
新しい就業の場の創出により、横浜は人も企業も躍動する活力あふれる都市を目指します。
3.多様な働き方や暮らしができる生活快適都市…働き方が多様化し、年齢や性別による固定的な役割が変化する
中で、個人の価値観に応じて、働きながら地域や家庭で心豊かな生活を送ることができるような、高齢者や
女性も生き生き暮らせるライフスタイルを実現していきます。
また、自然環境や都市景観など地域の特性に応じたまちづくりを市民自らが愛着を持って行うことにより、
横浜は豊かな生活環境のある快適で暮らしやすい都市を目指します。
4.市民の知恵がつくる環境行動都市…世界から環境に関する情報や技術、人が集まり、その交流の中から新たな
環境技術や取組を生み出すとともに、人と自然が共生し、環境と経済の好循環を実現する都市の姿を世界に
発信することで、横浜は環境の港を目指します。
5.いつまでも安心して暮らせる安全安心都市…少子高齢社会の進行や人口の減少により、地域コミュニティが
変化しても、そこで生活する人々が、人と人とのつながりが大切です。
横浜は、一人ひとりの知恵と行動力を結集しつつ、セーフティネットの行き届いた社会の仕組みをつくりあげ
ていくことにより、いつまでも心豊かに暮らせる都市を目指すとしています。
上の5つの柱は、横浜市の都市像としての“市民力と創造により新しい 横浜らしさ を生み出す都市”を支える5つの柱です。
年齢や性別、障がいの有無や国籍にとらわれることなく、多様な個性を尊重し、市民自らが多様な地域社会
で発揮できることが掲げ…新しい「横浜らしさ」を生み出し世界に発信することで、横浜は常に新たな魅力と
活力を創造し続けることを目指しています。
このビジョンは、概ね2025年までを展望して策定されているものですが…市民力とあり、市民の皆さんとの共有
が大切でそこに…市民力が発揮される要素がある様に思います。