快気分析

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仕組みとアプローチ -  足利義昭かその家臣に秀吉の調略が及んでいなかったはずは無い

2018-05-29 08:56:30 | 明智光秀
 秀吉の調略が毛利氏方のかなりの家臣に及んでいたと言う古文書について藤田達生氏が本で書いてます。
 その本は「秀吉と海賊大名」。
 そこに書いてある上記の件ですが、中公新書の本、2012年1月25日版の77頁~80頁あたりで書かれている通りです。
 その一部は、

引用開始(一部抜粋)

身自鏡のこれに続く部分では、もし同心せず秀吉を攻撃するような事があったならば、内通している連判衆が毛利氏を内側から毛利氏を崩壊させることになると秀吉が脅す。

引用終了

 この古文書が事実を伝えていたと言う前提ですが、それならば秀吉の当時の征夷大将軍、足利義昭の家臣が秀吉と内通していなかったはずは有りません。
 毛利氏の家臣に比べれば、足利義昭の家臣はもっと簡単に調略できるからです。
 そして足利義昭自体が、毛利氏と秀吉に「両建て」していた可能性も十分に有るかと個人的には考えています。
 そしてそうした場合、伊勢貞興ら旧室町幕府奉公衆が信長を襲撃する計画を足利義昭に事前連絡していたならば、それは秀吉に筒抜けだった、と言う可能性はゼロでは無いと見ています。
 この考え方ならば秀吉による「中国大返し」も更に裏付けられるのではないでしょうか。



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