たままま生活

子育ての間にこっそりおでかけ・手作り・韓国語・・・。
多趣味な毎日を紹介します。

『鯨』チョン・ミョングァン

2010-11-03 13:56:52 | 韓国文学
読み始めてすぐに個人的にオススメしてくれた人の人間性にちょっと疑問を持ってしまいましたが・・・


すっごいおもしろいです!

(人間性がどうのこうの・・というのは性的な描写や暴力的なシーンが多くてびっくりしたから。
アウトサイダーの歌詞だったら一発で放送禁止になるレベルの差別用語がふんだんに使われています。)



천명관 『고래』 문학동네

ありえない話なのに、目の前に生き生きと浮かんでくるのは話の持っている力でもあり作者の文章の力でもあり。
100年ぶんくらいの一大叙事詩なのですが、近代のことなのに神話みたい。

そうそう、この感じってちょっとガルシア・マルケスみたいな!
(褒めすぎですかね?)

日本の作家だと村上龍の『コインロッカーベイビーズ』とか『5分後の世界』とか『半島を出よ』あたりのストーリーがぐんぐん進んでいく感じが近いかな。



冷静に考えてみると、わからない単語には片っ端から下線を引くので、
あまりお上品でない言葉の数々にがっつり下線がひかれてます。

私の読んだ本は人に見せられないな~^^;



と、またまた何言っているのかわからないレビューでした。



チャン・ギハさんもオススメ!
話の力に引っ張られてぐんぐん物語りを読んでみたい方にオススメです~。