愚者の船ー神は沈黙(2015.2.12日作)
夜が明ける 陽が昇る
今日もまた数知れぬ
愚者を乗せた船が あの港 この港 と
出て行く いったい
どれだけ人の命を絶てばいいのか
いったい どれだけ人の心を踏みにじり
悲嘆と苦悩の淵に突き落とせば
気が済むのか 彼等はいったい
何を望んで 何を手に入れたいのか?
お互いに譲り合う心 謙譲の心がなぜ
持てないのか?
今 争い 人の命を奪い合う
愚かな戦いの 真っ只中にいる この
地球という船に乗り合わせた人々よ
命と命 心と心 人
それぞれが持つ命と心 互いの命と心を
なぜ繋ぎ合わせて 互いに手を取り合い
夜明けの時 夜のあとには必ず訪れる
朝の光り その輝きを微笑みで迎える事が
出来ないのか?
互いの手と手を置く場所 武器ではなく 人の
命と心 その上に置く手が なぜ持てないのか?
この宇宙 果てしのない宇宙の中に只一つ
ポツンと存在 ポツンと在る 命を宿す場所
地球という船に乗り合わせた人々 人間
孤独な世界の住人 人間には
頼り得るものは何もない 人がすべて
人 人だけが唯一 人を救い 人を慰め
人を奮い立たせ 人を励ます事の出来る存在
人が生きる 空虚な神
姿も見せない 声さえも届けない
この地球の上の何処にもその存在
気配も見せない神は 虚しい存在 神は只
人間 人が 自身の胸の中に収めて
自身を律する心の糧 命の糧 と思いを定め
この世の悲惨 この世の不条理
この世の苦難 理不尽を人間が
自身の力で乗り越え進んで行くより外に この船
地球という船の進む道 航路はない
命を奪うな 心を奪うな
悲惨と苦悩 哀しみを
人の心に植え付けるな
今日もまた 夜明けと共にあの港 この港
船が出る 愚者の船? 賢者の船?
船を繰り 舵を取るのは人
人以外の何ものでもない 神は常に沈黙
この世の悲惨 この世の悲劇に眼をつぶり
声を殺して
夜が明ける 陽が昇る
今日もまた数知れぬ
愚者を乗せた船が あの港 この港 と
出て行く いったい
どれだけ人の命を絶てばいいのか
いったい どれだけ人の心を踏みにじり
悲嘆と苦悩の淵に突き落とせば
気が済むのか 彼等はいったい
何を望んで 何を手に入れたいのか?
お互いに譲り合う心 謙譲の心がなぜ
持てないのか?
今 争い 人の命を奪い合う
愚かな戦いの 真っ只中にいる この
地球という船に乗り合わせた人々よ
命と命 心と心 人
それぞれが持つ命と心 互いの命と心を
なぜ繋ぎ合わせて 互いに手を取り合い
夜明けの時 夜のあとには必ず訪れる
朝の光り その輝きを微笑みで迎える事が
出来ないのか?
互いの手と手を置く場所 武器ではなく 人の
命と心 その上に置く手が なぜ持てないのか?
この宇宙 果てしのない宇宙の中に只一つ
ポツンと存在 ポツンと在る 命を宿す場所
地球という船に乗り合わせた人々 人間
孤独な世界の住人 人間には
頼り得るものは何もない 人がすべて
人 人だけが唯一 人を救い 人を慰め
人を奮い立たせ 人を励ます事の出来る存在
人が生きる 空虚な神
姿も見せない 声さえも届けない
この地球の上の何処にもその存在
気配も見せない神は 虚しい存在 神は只
人間 人が 自身の胸の中に収めて
自身を律する心の糧 命の糧 と思いを定め
この世の悲惨 この世の不条理
この世の苦難 理不尽を人間が
自身の力で乗り越え進んで行くより外に この船
地球という船の進む道 航路はない
命を奪うな 心を奪うな
悲惨と苦悩 哀しみを
人の心に植え付けるな
今日もまた 夜明けと共にあの港 この港
船が出る 愚者の船? 賢者の船?
船を繰り 舵を取るのは人
人以外の何ものでもない 神は常に沈黙
この世の悲惨 この世の悲劇に眼をつぶり
声を殺して