遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉 38 沈丁花

2015-03-22 15:23:51 | 日記
          沈丁花(2011.3.21i日作)



   静かな町の 小さな道を辿る

   住宅街の中 ふと 漂い来る

   仄かな香り 沈丁花

   春一番の来訪者

   冬の殻を突き破り 春を

   告げる花

   春の気配の配達人 

   配達人は

   今年もまた やって来た

   心躍らす 

   甘い香りをたずさえて


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   平成二十三年 2011年三月

   それでも人の心は暗い

   未曾有の大災害

   東日本大地震

   数え切れない死者の群れ


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   .....言葉もない