久しぶりに大戸屋に行って、しまほっけ定食790円を頼む。
左隣りは、ちらっと見た限りでは、二十代半ばの男性。右隣りは、見えた手の甲から判断して、五十代~六十代の女性。
まず、左隣の男の頼んだものが来る。少しして僕の定食が来る。そして右隣の女性にも定食が運ばれた。
ステーキのとてもいい香りが、両側から漂ってくる。こっちは、魚だ。幾分負けている。八分目あたりまでたいらげた頃、突然左隣りから迷い込んできた悪臭が僕の鼻をつく。
クラ~っときて鼻が曲がる。食事中だというのに、、、、、、と、一つの文句でもつけたかったが、不承不承食事を続ける。しばらくそれは消えなかった。極めて不愉快だったが我慢。これは僕の鬼門かもしれない。
懸命に手を動かしていた男のところから、ゆらゆらとクモの糸のようなものが流れてくる。ふわりと僕の魚の上に落ちた。うーーーむ? 隣りの男を見やる。男は正面に顔を向け、平然と納豆を食べ続けた。
その後、食べ終わった男は、爪楊枝で歯をほじり、窓にカスを飛ばしている。今時、めずらしい。88歳の老人ならいざ知らず、、、、、ちょこざいな……。
因みに、38歳の兄の金蔵でさえ、そんなことはしない。それに彼は爪楊枝は使ったことがない、と聞いたことがある。
「僕はね、前歯、奥歯、それぞれ独立して一本づつ、計六本しか残っていないんだよ。だから隙間ができない。快適だよ~」くわっくわっ、、、、、と、歯の抜けた顔で笑ったような?
いいな、いいなぁと僕は、その兄の金蔵のことを妬んだような気もしている。たしか???^^
天気もいいし、今日は少し暖かったので、お出かけしてきた。^^
帰りは、調髪に行こう。
僕のお抱え美容師、セバスチャン大西を訪ねるつもりで予約を入れた。^^