アニキンのマスクの中で蠢いていたのは、ノミのノン吉だった。昨日は南京虫のナンちゃん。立て続けに彼の古い友達が現れ彼は大喜び。鼻をくすぐられた彼は、慌ててマスクを外し、堪らずハーックション。辺りに気絶臭を撒き散らす
電車に運よく座れた。さらに彼にはツキがあった。周りを見ると女性ばかり。しかし、運がいいばかりではない。座るとすぐにオムツの中で飼育していた水虫君が、大事な玉三郎のところでオイタを始めた。彼はすぐさまモンダミンを取り出す。そして歌い始めた。「オムツくちゅくちゅモンダミン」。周りは、おかしな人と思ったかもしれないが、彼にとってこれは正常なのら。
痒い!!! 目の前には、彼と同世代と思われる彼好みの昭和初期風の女性がいる。
手を使って掻くわけにいかず、仕方なく太ももを密着させ身をよじる。カイいの、カイいの、寛平の顔になって照れ笑いがカワイイ。
ブッ、、、。プチップチ。嫌な音がした。温泉タマゴの香りと、薄黄色い湯気がほんのりと立ち昇った。
彼は、クンクンと鼻を鳴らす。
すでに遅し。そう観念すると、彼の顔は苦渋から安堵の表情に変わっていった。
これを聞いた異臭安全委員会の委員である僕は、これをラベル7と評価した。
その根拠は、既に僕は宮部みゆき著のレベル7を読んでしまっている^^。それとは、若干の違いがある。まだ、リまで行ってない、ラの段階だからだ!!!!^^
エレベーター乗車には十分に気をつけたほうがいい。
僕の場合、降りてすぐに地震があって、冷や汗ものだった!^ ^;;
僕が閉じ込められてしまった方がいいと思っている人には、僕の行動は無念だろう、がははははは^^
段々それが、東京に近づいてきている。そのことを僕は、気づかない振りをしている。