先週の日曜日、マルエツで『麦ゆたか』という名の食パンを買った。実に安い、98円。
「勝手に人の名前使うな、と文句言おっかな?」
ちょっとおどけた調子で相方が言った。
「何で?」改めてまじまじと見て気づく。「おお~、麦を砂糖にすればそっくりじゃ~~~^^」
「でしょう! 最悪よね。それも一番安い食パンの名前に使われるなんて。迷惑料くれるかな?」
「ま、それは無理だね」
「だってこれじゃ、わたし安物みたいじゃない」
――ピンポン。やっと気づいたか! なんて冗談は流石に飛ばさなかった。ひと悶着じゃすまない。三日間、沈黙地獄に突入する! あまり冗談が通じない人には禁物。
「そうだよ。あたしを誰だと思ってんねん。舐めんなよ、とでも言ったら?」と煽った。
昨日の帰り、駅構内のアンデルセンというパンやさんに寄った。店はパンを買う人たちでごった返している。え~! こんなにするんかよ、と、以前は目を飛び出させてビックリしたことがある。が、今は慣れた。5枚切り325円のホテルブレッドを購入。一応奮発!^^
レジに向かって10数人が列をなしている。その多くは、プレートに沢山のパンを乗せている。この光景を見ていて、どこか不思議な感覚に囚われた。一体どういう人種なのだ! そんな思いが訝しく頭を巡った。ま、言ってしまえば余裕ある生活を楽しむ人たちなのだろう。アンデルセンという店の商品は決して安くはない。客の中には平気で何千円も出して買っていく人もいる。片や僕みたいに、98円で三日持たせようとする者もいる。
金のあるところにはある。金が潤沢にうなっているところが……。うう、羨ましい!^^
パンごときでそんな大層な思いを抱くなと言われそうだが、事実このとき思ったことだ。でも、たまには贅沢も……^^5枚切り325円のホテルブレッド!バンザイ!^^
池袋でこれなのだから、銀座・赤坂・青山は一体どうなんだ???
持ってない者の僻み、やっかみ?
いや、いや、そこまで真剣に考えた訳ではない。チョット言い訳!^ ^;;
ん? 持ってない、持ってる。、、、、、、そうだ!
「持ってるね」という流行語を作った斎藤君。そういえば、彼は今どうしているんだ?