ぐーちゃんgoo日記

ぐーちゃんgoo(倶輔丼)の独り言、つぶやき。

H27.10.20(火) 待ちに待ったお湯…、そして『なぎさホテル』

2015-10-20 22:24:11 | Weblog

十月になっても残暑が厳しい年もあり、時に30度を超すことだってあった。今年の夏前半は、エルニーニョ現象とかなんとかで、暑さが半端じゃない猛威をふるったが後半は一転して異常低温。9月に湯船というのはうちでは考えられないことだった。

長い間使ってなかった湯船には、水垢が頑固にこびりついていた。KINCHOティンクルの酢の刺激に顔をしかめ、それを落とした。排水溝のフタを開けると、網にぬるぬるしたぬめりが付着していた。それらも拭い取りきれいに洗浄した。更に、天井の換気扇フイルターを取り出し、掃除機でゴミを吸い取り水洗い後太陽に干した。かんぺきんぱ!

先月の末、めでたく湯船にお湯が満たされた。

 

昨年は、小説一冊読破するのに一年かかった。

というのも湯船に浸かっている時にしか本を読まない。せいぜい15分から20分なのだが、実に至福のひとときが味わえる。集中できる唯一の時間。雑音もないこの静寂は、安穏とした空間を僕に提供してくれる。ただひとつ。危険なのが睡魔。時々、ハっと気がつき起きるなんてこと、しばしば。

読んでいる最中、心地よい文章に出会うことがある。僕はそこで止まって、先に進まなくなってしまう。そして何度も何度も読み返している。

用意してあった付箋をそこにつけておくこともある。当たり前のことだが、風呂に水はつきもの。当然濡れることも多い。一冊読み終えたころには、ふやふやになっている。

今回、何を読もうか迷った。

どうせふやけるなら紙質の良くない文芸春秋にしようか。そこに特別掲載の又吉の『火花』が載っていたから。だが結局、単行本の伊集院静『なぎさホテル』にした。果たして面白いのかどうか、今のところよく判らないでいる。読み始めは、大抵みんなそんなもの。淡々と時間は過ぎていく。

 

コメント (2)
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