田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

ヤクルトVSDeNA(横浜スタジアム)

2022-09-11 22:38:29 | 名画と野球のコラボ

 天気が良かったので、横浜スタジアムまで足を伸ばして、久しぶりにプロ野球観戦。新設されたレフトウィング席で見た。見晴らしはよかったのだが、外階段に、すでにひび割れが多数あるのはどういうわけか。大丈夫なのか…。

 試合前に小沢仁志がセレモニアルピッチとして、DeNAの三浦大輔監督と一球勝負を行った。来春公開の映画『BAD CITY』という映画のプロモーションの一環なのだとか。

 そういえば小沢は、先日『野球部に花束を』のブローモーションとして、監督役の高嶋政宏とも一球勝負をやっていたなあ。

 肝心の試合の方は、DeNA大貫晋一、ヤクルト小川泰弘の投げ合いで投手戦となり、結局、小川が自ら放ったタイムリーヒットによる1点が決勝点となった。期待のヤクルト村上宗隆のホームランも出ず、残念ながらいま一つ盛り上がりに欠けた試合となった。


高嶋政宏と小沢仁志が神宮球場“ガチンコ一球対決”
https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1342941

『野球部に花束を』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3560dd8d66369ebe46a5c63a7b7770eb

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「赤鬼」チャーリー・マニエル

2022-09-01 12:25:57 | 名画と野球のコラボ

 1976年からヤクルト、近鉄でプレーし、両チームの優勝に貢献した「赤鬼」ことチャーリー・マニエル。帰国後はフィリーズの監督となり、通算1000勝を達成している。そのマニエルへのとてもいいインタビュー記事が載っていた。

 監督だった広岡達朗、西本幸雄にも増して、バッターとしては荒川博の教えに感謝しているところが少々意外だった。とはいえ、何と言っても、王さんを開花させたのは荒川コーチだったのだから、打撃コーチとしては優秀な人だったのだと改めて知らされた思いがした。https://news.yahoo.co.jp/articles/e0cb780e3086b816541a21a221b8267374122ecb


1978年日本シリーズ、ヤクルトスワローズ対阪急ブレーブス
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/faaaef8357bc477312c15ea604713027

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イチロー、マリナーズの殿堂入り2

2022-08-30 00:01:48 | 名画と野球のコラボ

 2004年、イチローは、84年間破られることのなかったジョージ・シスラーのシーズン通算安打257本を更新して262本とし、2度目の首位打者を獲得した。あの夏の日の興奮は今もはっきりと覚えている。

イチローとメジャー・レコード(2004.8.21.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/29873f0cd4eda02605d5765bb94e14fe

やったぜイチロー(2004.8.27.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c17a5fc656fc37d40258102d42d3a5a4

イチローとメジャー・レコード 続き(2004.9.5.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c1434a5638ca2bfd1d124935f55df433

アメリカン・ジョークのイチロー(2004.9.26.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c78b23138bf88a6420d376ce2cc8c9a9

イチロー・グッズで前祝い(2004.9.30.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/69014583db05a80dcf6df72891fb8257

イチロー、シスラーを抜く! 夏草や兵どもが夢の跡(2004.10.14.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2c4835a32f1bfc20d35b11c794d42eba

マーロウとディマジオ、俺たちとイチロー、そしてシスラー 『さらば愛しき女よ』(2014.8..10.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3d654a53d9418b1f04b52c796030d7de

イチロー引退 晩年のイチローについて(2019.3.22.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/59c9b5f84ed9288039359f295f4e0404

 

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イチロー、マリナーズの殿堂入り

2022-08-29 23:06:25 | 名画と野球のコラボ

 イチローがマリナーズの殿堂入りを果たした。史上10人目だという。過去は、最後は近鉄に来たアルビン・デービスをはじめ、ランディ・ジョンソン、ケン・グリフィー・ジュニアという、マリナーズ球団史上の名選手が名を連ねている。

 後の6人は、イチローがメジャーデビューをした2001年の時のメンバーだ。専属アナウンサー:デイブ・ニーハウス、監督:ルー・ピネラ、DH:エドガー・マルティネス、捕手:ダン・ウィルソン、投手:ジェイミー・モイヤー、かつてのスターでこの年限りで引退したジェイ・ビューナー、そして右翼:イチロー。

2001年の主なラインアップは、
1.右翼:イチロー:打率350.8本塁打.69打点.56盗塁
2.左翼:マーク・マクレモア:打率286.5本塁打.57打点.39盗塁
3.DH:エドガー・マルティネス:打率306.23本塁打.116打点
4.一塁:ジョン・オルルッド:打率302.21本塁打.95打点
5.二塁:ブレット・ブーン:打率331.37本塁打.141打点
6.中堅:マイク・キャメロン:打率267.25本塁打.110打点.34盗塁
7.三塁:デービッド・ベル:打率260.15本塁打.打点64
8.遊撃:カルロス・ギーエン:打率259.5本塁打.打点53
9.捕手:ダン・ウィルソン:打率265.10本塁打.打点43
控えに
アル・マーティン:打率240.7本塁打.打点42
スタン・ハビエラ:打率292.4本塁打.打点33
トム・ランプキン:打率225.5本塁打.打点22
ジェイ・ビューナー:打率222.2本塁打.打点5

先発投手
ジェイミー・モイヤー:20勝6敗
フレディ・ガルシア:18勝6敗
ポール・アボット:17勝4敗
アーロン・シーリー:15勝5敗
ジョン・ハラマ:10勝7敗
ジョエル・ピネイロ:6勝2敗
ライアン・フランクリン:5勝1敗
ブレット・トムコ:3勝1敗
中継ぎ
アーサー・ローズ8勝0敗3セーブ
ジェフ・ネルソン4勝3敗4セーブ
ノーム・チャールトン4勝2敗1セーブ
ホセ・パニアクア4勝3敗3セーブ
抑えは
大魔神・佐々木主浩 45セーブ

 この年は、このメンバーで何とシーズン116勝もしたのだ。皆、今はどうしているのだろうか。イチローは新人王、首位打者、盗塁王、シーズンMVP、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞などを獲得した。それにしても、こういう式典をみていると、イチローは最後にマリナーズに戻ってきて本当によかったと思う。

https://www.baseball-reference.com/teams/SEA/2001.shtml

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大谷が同じ試合でルースに並び、イチローを超す

2022-08-11 10:23:57 | 名画と野球のコラボ

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が、アークランド・アスレチックス戦で、ベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業を成し遂げた。また、25号本塁打を放ち、通算本塁打は118本となりイチローの117本を抜いた。

 MLB公式サイトは「大谷が同じ試合でルースに並び、イチローを超す」と見出しを付けた。

 写真は『カメレオンマン』(83)『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)か、という一枚。


大谷翔平で思い出した『ナチュラル』と『フィールド・オブ・ドリームス』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b0b6b618ef31f381b74268d648db0664

大谷翔平とベーブ・ルース、そして映画
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1ba43b752319e46cb2dc1588df7e0de4


 景浦将、川上哲治、藤村冨美男らの“二刀流”に言及した記事を見付けた。V9巨人のエースだった堀内恒夫にも、時代が時代なら、二刀流の可能性があったと思う。金田正一は投げる方が忙しくて無理だっただろうが…。

https://number.bunshun.jp/articles/-/847742

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『闇を裂く一発』東京スタジアム

2022-05-01 20:45:48 | 名画と野球のコラボ

 阪急ブレーブスほかで名遊撃手として活躍した阪本敏三が亡くなった。彼の名前が出てくる映画がある。
『闇を裂く一発』(68)(2013.7.3.)

 メキシコ五輪の射撃候補生の本多(峰岸隆之介)、同じく近代五種の中尾(平泉征)、フリーピストルの木村(青山良彦)は、ある日、本庁に呼び出される。

 3人は捜査会議の席で、東京の下町で起ったライフル魔事件を知らされ、子どもを人質に取って逃走中の犯人(佐藤允)を、最悪の場合は一発で射殺するよう命じられる。本多は江森(露口茂)、中尾は犬丸(加藤武)、木村は酒井(高原駿雄)というベテラン刑事とコンビを組んで犯人の後を追う。

 監督・村野鉄太郎 、脚本・菊島隆三、撮影・上原明、音楽・山下毅雄によるこの映画は、3組の若手とベテランの刑事によるバディムービーとして見ても面白い。脚本の菊島は、黒澤明の『野良犬』(49)で村上(三船敏郎)と佐藤(志村喬)という新旧バディ刑事の活躍を描き、『天国と地獄』(63)では子どもの誘拐を描いているから、本作のアイデアは、その延長線上にあるのかもしれない。

 『駅 STATION』(81)で高倉健が演じた三上刑事も、確かメキシコ五輪の射撃候補生だったが、赤木圭一郎風の峰岸が演じる本多は、目を保護するためにサングラスを掛けている。それを見た露口演じる江森が「俺はサングラスを掛けている奴がどうも苦手でね」と言うのだが、後に「太陽にほえろ」で露口が演じた山さんは、よくサングラスを掛けていたから、何か皮肉っぽくて面白いシーンとして印象に残った。


 クライマックスの本多と犯人との攻防は、東京スタジアム(球場)のスコアボード裏で繰り広げられる。この時行われている試合が、東京オリオンズ対阪急ブレーブス戦。この年は阪急が優勝し、東京は3位だった。シーズン終了後、ロッテがスポンサーとなり、東京からロッテ・オリオンズとなり、後に東京スタジアムも取り壊されたのだから、今となっては貴重な映像だ。

スコアボードに記された両チームの選手名は

阪急ブレーブス 
1.ライト・大熊忠義
2.ショート・阪本敏三
3.センター・長池徳二
4.ファースト・ダリル・スペンサー
5.レフト・矢野清(石井晶・ウィンディ)
6.サード・森本潔
7.キャッチャー・岡村浩二
8.セカンド・山口富士雄
9.ピッチャー・梶本隆夫(宮本幸信)

東京オリオンズ
1.センター・石黒和弘
2.サード・池辺巌
3.ライト・アルトゥーロ・ロペス
4.レフト・ジョージ・アルトマン
5.ファースト・榎本喜八
6.セカンド・前田益穂
7.ショート・山崎裕之
8.キャッチャー・醍醐猛夫
9.ピッチャー・坂井勝二

 東京スタジアムは、大映社長でオリオンズのオーナーだった永田雅一が、サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地キャンドルスティック・パークを模して南千住に作らせたもので、照明の明るさから、光の球場とも呼ばれた。一度だけ観戦に訪れたことがあるが、その時の試合も、ロッテ対阪急戦だった。

 ところで、菊島といえば、この映画のほかにも、後楽園球場での巨人対南海戦が映る前述の『野良犬』、伝説の大投手・沢村栄治の生涯を描いた鈴木英夫監督の『不滅の熱球』(55)、志村喬がプロ野球の監督を演じた丸山誠治監督の『男ありて』(55)の脚本を書き、本多猪四郎監督の『鉄腕投手 稲尾物語』(59)の原作、構成も担当している。多分無類の野球好き。日本の野球映画を語る時には欠かせない存在だ。

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『野球少女』

2022-01-18 08:19:45 | 名画と野球のコラボ

 水島新司原作の映画『野球狂の詩』(77)を見ようと思ったが、かなわず。代わりに同じく女性投手が主人公のこの映画になった。

 韓国のある高校の野球部で唯一の女子選手として活躍し、天才野球少女とたたえられたチュ・スイン(イ・ジュヨン)の夢は、プロ選手になること。だが、女性というだけでプロ球団への入団テストを受けるのも困難で、部の監督にも女性はプロになれないと諭されていた。そんな中、スインはプロになれなかった新任コーチのチェ・ジンテ(イ・ジュニョク)と出会う。

 球速で劣るスインはコーチからナックルボールを教わり、活路を見いだす。これは水原勇気のドリームボールに相当するものだろう。ただ、左のアンダースローという変則の水原に対し、スインは右の本格派。ジュヨンがなかなか頑張っていたが、投球など、肝心なところはカメラアングルを工夫して見せていた。これも水原役の木之内みどりと同様。

 さて、こういう映画を見ると、『野球狂の詩』はジェンダーに挑んでいたという見方もできる。原作では里中満智子と共作したエピソードもあった。大谷翔平のような二刀流の選手も描いた。先見の明があったのだ。
 


 

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「野球狂の詩」水島新司

2022-01-17 14:49:26 | 名画と野球のコラボ

 漫画家の水島新司さんが亡くなった。水島さんの野球漫画はどれもがまさに「野球狂の詩」だった。初めて読んだ作品は「ぶっとばせチビ」というスプリンターのきょうだいを描いたものだった。最も印象に残っているのは、『男どアホウ甲子園』の最終回で、藤村甲子園が長嶋茂雄を剛速球で三振に仕留めるこの場面。

昨年の引退発表の時に書いた記事を。

水島新司『ドカベン』『野球狂の詩』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/573c7be41e8436dc023db82825a24952

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大谷翔平が日比谷駅構内に

2021-07-15 21:28:52 | 名画と野球のコラボ

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が、オールスターで投打の二刀流を披露した日、地下鉄の日比谷駅構内でこんなポスターを発見。思わず、記念にパチリ。

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松井秀喜「とうとう日本人がメジャーリーグでも長距離打者に」その4

2021-07-07 00:04:40 | 名画と野球のコラボ

2009年の松井秀喜

11.6.「松井がワールドシリーズでMVP」

 松井の今シリーズの通算成績は、13打数8安打、打率は6試合シリーズ最高の6割1分5厘、3本塁打、8打点。最終戦の1試合6打点は、ヤンキースのセカンド、ボビー・リチャードソンが1960年に記録したものと同数のシリーズタイ記録だったらしい。

 さすがにリチャードソンの現役時代は知らないが、ポストシーズンで打ちまくってミスター・オクトーバー(10月)と呼ばれたレジー・ジャクソンのことなら強烈に記憶に残っている。

 ジャクソンの活躍の白眉は、77年のドジャースとのワールドシリーズだろう。すべて初球打ちで3打席連続本塁打を放ちチームをワールドチャンピオンに導いた。その一方で、当時の監督ビリー・マーチンや捕手でキャプテンだったサーマン・マンソン(いずれも事故死)とのけんかでも有名だった。日本のアニメの『侍ジャイアンツ』に登場するロジー・ジャックスは、アスレチックス時代のジャクソンがモデル。何かと絵になる男だった。

 今シリーズの活躍で、さながら松井はミスター・ノーベンバーになったわけだが、今年で契約が切れるヤンキースにとどまるかどうかは微妙なところ。彼にはピンストライプのユニフォームが似合うが、DH候補があふれるヤンキースでは苦しい気もする。

 対戦相手のフィリーズの監督は、かつて日本のヤクルトと近鉄でプレーした“赤鬼”ことチャーリー・マニエル。対戦投手は、かつてレッドソックスのエースだったペドロ・マルチネスというのも感慨深かった。

12.17.「松井エンゼルスへ」

 松井秀喜のアナハイム(旧カリフォルニア)エンゼルスへの移籍が決まった。松井は、巨人や、ヤンキースのピンストライプのような伝統的なユニフォームが似合うと思うのだが…。しかしもちろん問われるのはユニフォームではなくプレーの良し悪し。活躍すればエンゼルスの赤も自然になじんでくるだろう。それにしても今から考えれば、このCMは未来を予測していたのか?

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