気力、体力が充実しているときに見るべし
前3作からストーリーもキャストも一新して製作されたシリーズ第4作。正義のオートロボットVS悪のディセプティコンの戦い、人類が開発した人工トランスフォーマー、父と娘の絆、香港ロケ、と盛りだくさん。よく言えば、何でもありのごった煮だが、どのエピソードも薄味なのは否めない。一方、3Dで矢継ぎ早に繰り出されるVFX映像は濃厚で、これらを総合した2時間45分は長過ぎて疲れを感じた。気力、体力が充実しているときに見るべし。
by the way.
本作に登場するテキサスの田舎の風景は、『スーパーマン』(78)のクラーク・ケントや、『ナチュラル』(84)のロイ・ハブスが育った農場の風景とよく似ている。どれも架空の物語故、これらはアメリカ人が共通して心に抱く田舎の原風景を表しているのだろう。