共同通信エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』
今週は
地元密着型のものづくり映画
『あしやのきゅうしょく』『吟ずる者たち』
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『ほぼ週刊映画コラム』
今週は
地元密着型のものづくり映画
『あしやのきゅうしょく』『吟ずる者たち』
アントニオ猪木の闘病生活に密着したドキュメンタリー番組「燃える闘魂 ラストスタンド~アントニオ猪木 病床からのメッセージ~」がNHKで放送された。
あの猪木の、病を得て老いさらばえた姿を見るのは忍びなかったが、この人は人に見られることがエネルギーの源なのかもしれないとも思った。思えば悲しい性である。「(ジャイアント)馬場さんが意地悪をして三途の川を渡らせてくれない」という一言には、思わずうるっときた。
ところで、このドキュメンタリーの中で引用されていた映画があった。
『格闘技世界一 四角いジャングル』(78)(1979.4.30.蒲田アポロ.併映は『ピラニア』『ザ・ドライバー』『タッチダウン』)
梶原一騎原作の漫画を基にした記録映画。「プロレスこそ最強の格闘技」と豪語するアントニオ猪木の、対モハメド・アリ戦、対ザ・モンスターマン戦といった異種格闘技戦の模様を中心に構成。
ほかに、「誰が一番強いのか」をテーマに、キックボクサーの藤原敏男、空手の大山倍達、ウィリー・ウィリアムス、柔道のウィレム・ルスカ、マーシャルアーツのベニー・ユキーデ、ボクシングの元世界王者・藤猛などが登場する。
猪木には一度だけ取材をしたことがある。
DVD「燃える闘魂 アントニオ猪木50年の軌跡」発売記念イベント(2010.11.16.新宿バルト9)
猪木本人は自分の試合を映像で見直すことはほとんどないという。「ファンの方が詳しいんじゃない? 過去はあんまり見たくないんだよ。恥ずかしいし、見ないのが一番の幸せ」と一言。
DVDの値段については、「ふざけんじゃねーよ! 俺には一銭も入りませんよ」といいながらも、「高いけどぜひ買っていただければ。結構長いからビールでも飲みながら、ゆっくり楽しんで」とアピールした。
猪木はレスラー人生50年を「あっという間。でも中身は濃かったな」と総括。モハメド・アリやドリー・ファンク・ジュニア、マサ斉藤らとの名勝負を熱っぽい口調で振り返った。
また、北朝鮮への電撃訪問やイラクでの人質解放といった猪木流の外交についても、「誰にもできないことにチャレンジした。元気があれば何でもできる! これからも何かあれば外交のパイプ役になりたい」と闘志を燃やした。
モハメド・アリが亡くなった
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/aadfae3d00610297675bcf45d168d16e