硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

不思議な出来事。

2013-09-18 08:04:01 | 日記
とても暑い日の正午。出勤前に冷たい飲み物とおやつを購入する為コンビニに立ち寄った。
僕は「ウーロン茶」と「かっぱえびせん」を手にレジに並ぶと、その先のフードコートで食事を摂っている人物と目があった。その人も僕をじっと見ている。これは、たしかに、どこかであっている人なのだ。しかし、考えてもなかなか出てこない。

それでも、レジでお金を払っていたら、いきなり記憶が蘇ってきた。社会に出て初めての職場で、15年近く前に工場で一緒に作業をしていた人物であった。その人は人材派遣で来ていて、その当時の僕は不思議と正社員の人たちよりも、その人たちとの中に溶け込んでいて、いろいろと話もしたり、仕事を頼んだりもした。それなのに肝心の名前が出てこないのである。

これでは声もかけられぬと思いつつ店を出て、車に向かう際、見間違えでないかもう一度確認しようとウインドウ越しにフードコートを見ると、一番奥のテーブルでアイスクリームを食べている女性の姿が目に入った。

おやっと思いよく見ると、10年ほど前に付き合っていた女性の友達がアイスクリームを涼しげに食べていた。
奇麗な人だったので、その時の彼女は僕に合わせると取られるのではないかとすごく警戒しながら紹介された人であった。
それ以来、3人で何度か食事もして、結婚した際は新居にもお邪魔したほどであるから見間違いはない。(その後3か月で離婚してしまったというエピソードがさらに彼女を印象付けたのです。)

彼女の名前はすっと出てきたが、声を掛けるにも時間も無かったので、そそくさとコンビニを後にした。

しかし、声を掛けられずとも記憶の底から蘇ってくる人物との再会は不思議と嬉しいものである。

(その後、名前を思い出せました。とてもすっきりしました。)