硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

彼岸花。

2013-09-22 20:30:31 | 日記
夕方散歩に出た。日中は夏日であったが、日が西に傾くと幾分か涼しくなり、歩いていても心地よい。

田舎道を歩いてゆくと稲刈りが終わった田圃のほとんどは次の季節に備えて起こされていた。

土手の草も田圃の持ち主によって刈られているが、この時期の草刈りは少し特徴があって、すべての人ではないけれども、草刈りをする際、彼岸花を残して草を刈っている傾向が多くみられ、残された彼岸花は間違いなく彼岸位になると赤い花を咲かせているのである。

この光景はこの時期になると必ず観られ、自然の偉大さを感じると共に、田舎ならではの情緒を感じるのであるけれど、高齢化している町では農業の担い手も減っているので、当たり前だったこの風景をいつまで見続ける事が出来るだろうかと思ったりもしたけれど、それもこの町の宿命なのかなと感じたのです。