京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

楽町楽家1 味禅

2008-06-15 07:43:05 |  京都食べ歩き
6月7日(土)

今、京都の町家で、「楽町楽家」というイベントが行われています。
                 (5月17日~6月16日)
住まいとしての町家の良さを知ってもらう為の催しで、

色々な町家がオープンハウスになっていたり、
町家で、無料の個展が開かれていたり、

有料で、おばんざいレッスンや、手作り講座があったり
コンサートがあったり。。

その中から、夜7時から始まる「町家でジャズ」を聴きに
船鉾町家、京絞り寺田さんへ主人と行ってきました。

でも、その前にちょっと腹ごしらえ。。

味禅 AJIZEN

新町仏光寺にある、石臼挽き・手打ち蕎麦のお店
味禅さんです。



玄関の戸をがらがらと開けると、なんと。。
大きなコントラバスが、ど~んとお出迎えです。



どこからみても和風のお蕎麦屋さんなのですが、
鳴ってる音楽はジャズ。



今日、私たちが頼んだのは、掻き揚げ天ざる。

ぱりぱりに揚がった掻き揚げは、山椒の粉と、お塩で頂きます。
これがおいしい~。山椒の粉がすっごく合います。
新しい食べ方発見ですね~。

蕎麦は、国内産最上級そばの実だけを厳選し、
石臼で挽いた手打ち蕎麦。

つなぎは、一割までの「九一蕎麦」だそうです。



蕎麦の香りと旨みがしっかりと出た、腰のあるお蕎麦は、
とってもおいしい~。

頼んでから、気がつきました。。
京都口コミランキング、蕎麦部門で
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うわ~、蕎麦粥も食べたかったな~。
でも、また今度のお楽しみが増えたということで。

デザートは、温かいスイーツ、ずんだあわ餅です。
やさしい甘さのお餅に、ほっこり。



お店のご主人に、コントラバスが置いてある訳を尋ねてみました。

ご主人は、フォークの全盛期の頃、フォークグループを組んで
ウッドベースを弾いてらしたということで、
その頃の思い出の楽器だそうです。

フォーククルセダーズの北山さん達も、
よく知ってるんですよ~と懐かしそうです。

会社を辞めて、蕎麦打ちを始めてからは、
指に豆ができると蕎麦が打てなくなるので
ウッドベースも弾けなくなったけど。。と、
ちょっと残念そうなご主人でした。



自分で、蕎麦打ちの本やDVDを出しておられるご主人。


昔、太秦映画村の近くにお店があったせいもあってか、
今でも、船越英二さん、内山理名さんなど、
多くの俳優さんたちが食べにこられるようです。

DVDの蕎麦打ちも村田雄浩(たけひろ)さんといっしょに、
また、本の帯は、渡辺謙さんが書いておられます。

店内に、ご主人の時代劇の俳優さんらしき写真を見つけ、

「俳優さんもされてたんですか。。」と聞いたら、

「いや~、渡辺謙さんに頼まれて、2回やっただけですよ~。

と、笑ってられました。

おいしいお蕎麦を食べて、楽しいお話を聞け、
いい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

さて、次はいよいよ「町家でジャズ」のライブに出かけます。

     (楽町楽家2 町家でジャズに続きます)

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