京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

長崎旅行9 宮崎旅館・雲仙地獄谷

2016-01-29 00:03:00 |  国内旅行

さて、ここからは、また昨年の記事が続きます。

まずは、長崎旅行の続きです。

長崎旅行1 有田焼祭り
長崎旅行2 平戸
長崎旅行3 ハウステンボスプロジェクションマッピング
長崎旅行4 九十九島展望と西海パールライン
長崎旅行5 長崎市内中華街
長崎旅行6 大浦天主堂・グラバー園
長崎旅行7 オランダ坂・稲佐山
長崎旅行8 長崎市内~雲仙へ
長崎旅行9 宮崎旅館・雲仙地獄谷
長崎旅行10 雲仙ビードロ美術館・宮崎旅館夕食
長崎旅行11 長崎雲仙~熊本天草諸島
長崎旅行12 天草~三角公園~京都へ

長崎旅行8 長崎市内~雲仙への続きです。

 9月21日(月)

雲仙宮崎旅館

雲仙は、島原半島の山あいにある温泉郷。

雲仙地獄で有名で、昭和9年に日本初の国立公園に指定され、
2014年には、国立公園指定80周年を迎えたそうですよ。

私達が本日泊まるのは宮崎旅館。
雲仙地獄に隣接している旅館で、ほら、雲仙地獄からの白い煙が見えています。

昭和4年創業、野口雨情や川端康成、北原白秋など。。
数々の著名人にも愛されててきた老舗旅館だそうです。

確かに歴史や格式を感じる旅館です。。

冷たいお抹茶と、お菓子でほっと。

読書室があるなんて、さすが文豪が愛した旅館ですよね。

ゆったりとしたロビーからは、

緑の日本庭園や、それに続く雲仙地獄が見渡せてすご~い

それに、こんな可愛い乗り物もおいてあって。。

思わず、なーちゃんやまーちゃん、れーちゃんと一緒だったらな~。。なんて。

お部屋

お部屋は、思ったよりも小さくて。。あれ?これだけ?
。。って感じがなくもありませんでしたが、

でも、お部屋の窓からは、雲仙地獄が見えていますよ。

ここでも、還暦旅行と言っておいて下さったのでしょう。
お祝いのすもものお酒がおいてありました。ありがとうございます。

私達は、とりあえず荷物を置いて、
さっそく雲仙地獄へ行ってみる事にしました。

雲仙地獄めぐり

宮崎旅館の日本庭園を抜けて、雲仙地獄めぐりへ行くことができます。



地獄とは、仏教の教えで前世の悪業の苦報を受ける所ということですが、
ここは雲仙地獄。

岩間から白い噴煙がもうもうとあがり、硫黄臭がたちこめるこの景色は、
恐ろしげな地獄の様子に似ているのでしょうか。。

 邪見(じゃけん)地獄には、ごつごつした岩がごろごろ転がっています。 

・・嫉妬心は死ぬまでなくならない事を意味しているのだとか・・

大叫喚(だいきょうかん)地獄は、もっとも噴気活動の活発な地獄。
時おり響く大きな音が、地獄へ落ちていく罪人の叫び声の様なのだとか・・

キリシタンの拷問

2015年リニュアルされたばかりの遊歩道は歩きやすくて
ハイキングコースのような感じ。。

でも、、この風景からは考えられない事ですが、

400年ほど前、この場所はキリシタンを弾圧するため、
雲仙地獄の熱湯をかけたり、熱湯に押し沈めて殺したり。。
そういう恐ろしい拷問が実際に行われていた所なのだそうです。

現代は完全に観光化されてしまい、話を聞かなければ、
まさか、本当にここでそんな残酷なことがあったとは思いもせず、
面白い地形と噴煙活動だけを楽しんでしまいます。

でも、ここで殉死された方は、恨み辛みを残して死んだのではなく
自分の信じた宗教を最後まで守り通した事に誇りをもってられたと
聞きます。

私は、お墓参りとか、祖先を大事にすることは
とても大切なことだと思っていますが、
宗教というものを持っていないのでよく分からないのですが。。
宗教を信じる力ってすごいんですね。。


名物温泉蒸し卵

さて、名物の温泉蒸し卵を買いました。

箱根の大涌谷で買った温泉卵は真っ黒でしたが、

 箱根・浜松の旅3 箱根大湧谷・富士やホテル・翠陽

ここの温泉卵は黒くないんですね。

そのことを聞いたら、大涌谷は卵を温泉に浸けるけれど、
雲仙のは湯気で蒸した卵だからだよとおっしゃってました。

1個食べたら、寿命が一年延びるという温泉卵。やった~。

もう1個食べたら、もう一年延びるやろうか。。と主人。
でも、夕ご飯、食べれなくなるで。。

不倫相手と共謀して夫を殺し、その罪でここで処刑されたお糸。
お糸地獄の噴煙は、お糸が処刑された、
その時に噴き出したそうです・・

キリシタン弾圧時代、熱心なキリシタンだった清七が捕まり
処刑され、その時に噴出したという清七地獄

その横には、湯けむり橋があり、あたり一面真っ白に。
橋を渡っている主人も、湯煙の中です・・

国道57号線脇も、白い噴煙がもくもく・・

面白い景色ですよね。。

雲仙地獄、昔とはいえ、実際の拷問の場が観光地になっているのか。。と
ちょっとショックでもありましたが、

その分、平和で自由な現代に感謝しないといけませんね。

旧八幡地獄と原生沼

 さて、国道を渡って、原生沼の方へ行ってみる事にしました。

こちらは、今は活動していない旧八幡地獄。

荒涼とした感じが月面に似ていることから月面地獄とも
呼ばれているそうです。

今、もうもうと白煙を上げている雲仙地獄も、
いつかはここのように枯れてしまうのですね。。

何事にも終わりはある。。
この殺伐とした景色が、そんなことを示唆してくれているような
気がしました。

 国立公園雲仙の原生沼

絹笠山の東麓にある面積約1.3haの泥炭沼野です。

この原生沼付近も、今は全く噴気活動が見られない湿原ですが、
昔は、雲仙地獄の「大叫喚地獄」のように活発な噴気活動を
起こしていたのだそうですよ。

 ヨシ・ヒメゴウソ・カサスゲ・ススキなどが群生する湿原。
今は、ススキが風に揺れています。

この湿原、5月にはカキツバタの花が綺麗に咲くそうです。

紫色と白に染まったカキツバタの湿原・・きっと、綺麗でしょうね。

 

長崎旅行10 雲仙ビードロ美術館・宮崎旅館夕食へ続きます。

  

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