京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

ヨーロッパ木組みの家巡り3スイス・シュタインアムライン

2018-03-27 00:33:33 | 海外旅行2017 5月スイス・フランス・ドイツ・ルクセンブルグ旅


旅の旅程は 2017 春色ヨーロッパ木組みの家巡り旅行行程  

ヨーロッパ木組みの家巡り1 関空~チューリッヒ  2 スイスラインの滝
3スイス・シュタインアムライン 4ドイツ・マイナウ島観光1
5ドイツ・マイナウ島観光2  6フランス・ストラスブールライトアップ
7フランス・ストラスブール朝の散歩  8フランス・アルザス・エギスハイム
9フランス・アルザス・エギスハイム2  10 アルザス・コルマール1
11アルザス・コルマール2   12フランス・アルザス・リクヴィル1
13フランス・アルザス・リクヴィル2  14ストラスブール プティット・フランス
15 ストラスブール大聖堂    16ストラスブールイル川クルーズ1
17ストラスブールイル川クルーズ2  18ルクセンブルグ
19ルクセンブルグ市内観光1            20ルクセンブルグ市内観光2
21 ルクセンブルグ夕食・ホテル      22 ドイツ・ベルンカステルクース1
23ドイツ・ベルンカステルクース2    24ドイツ・トラーベントラーバッハ
25ドイツ・黒猫ワイン伝説の街ツェル   26 ドイツ・ケルンライトアップ
27ドイツ・アウグストゥブルグ宮殿     28ドイツ・ケルン市内観光1
29ドイツ・ケルン市内観光2              30ドイツ・ケルン大聖堂
31ドイツ・ケルン・フリータイム1    32ドイツ・ケルン・フリータイム2
33ドイツ・ケルン・フリータイム3      34 帰路デュッセルドルフ・お土産・人々

ヨーロッパ木組みの家巡り2 スイスラインの滝の続きです

4月28日(金)
スイス シュタイン・アム・ライン

次に向かったのは、同じくスイスのシュタイン・アム・ラインという街。

シュタイン・アム・ラインとは、ドイツ語で「ライン川の石」
という意味ですが、石ではなくラインの宝石と呼ばれるほど
フレスコ壁画の美しい街だそうです。

ライン河のほとりに佇む小さな街、シュタイン・アム・ライン。

 バスを降りて、雨で洗われた緑や花々を見ながら歩いていくと、

 旧市街に入る門に続く坂道にやってきました。 

坂道を、よいしょよいしょ昇っていきます。

ウンター門・ウンターシュタット通り

ウンター門に到着。
この門をくぐって市街地の中に入っていきますよ。

ウンター門から続くウンターシュタット通り。

雨に濡れた石畳もいい感じ。
なんだか中世の香りがする通りです。

お天気だったら、こんなテラス席でのお食事も素敵かもしれませんね。 

突き出し看板

この通りには、思わず目を止めてしまう
お洒落な突き出し看板がいっぱい。。 

牛、ぶどう、魚。。

それぞれが何屋さんなのかはよく分からないのですが。。
あ。。これは、靴屋さんですね~。

どの看板も、すっごくお洒落~。
看板だけ見て歩いていても飽きないです。

でも、皆さんはどんどん進んでいくので、
写真を撮りながら追いつくのはちょっと大変。。

市庁舎広場(ラート広場)

ウンターシュタット通りを進んでいくと、
一番奥に、1542年に建設されたフレスコ画が美しい市庁舎が
見えてきました。

市庁舎があるのは、街の中心の市庁舎広場(ラート広場)です。

ホテル・アドラー

こちらは、ホテル・アドラー。

この建物の壁には、世界的に有名なスイスの絵本作家であり
画家のアロイス・カリジェ氏の壁画が描かれています。

 
ちょっと大きくすると。。

一つ一つ丁寧に描かれた壁画。素適ですよね~。
自然と共に生きる人々の姿を伝える絵が多いのだそうです。

ガイドさんが話してくれたのですが、この絵の中でびっくりするものがあります。

それは。。これ。

この背中合わせに張り付けになっている男女は
不義密通の罪を犯した二人なのだそうです。

現代でももちろん不倫は許されませんが、
この頃は、こんな風にさらし者にして、
見せしめにされたのだそうです。

お~こわっ。。って震えあがっている人、
おられませんか~?

ホテル・アドラーの隣は銀行だとか。
この建物の緑の窓も充分可愛いのだけど、
他の建物と比べるとちょっと寂しいかな。

 市庁舎

真正面から見上げた市庁舎です。
市庁舎にも、綺麗なフレスコ画が書かれています。

市庁舎は、商店、穀物取引所などを兼ねて建てられ
市政の会議は3階で、1階は穀物倉庫、
2階は織物倉庫に使われていたそうですよ。

アイトゲノッセン噴水

市庁舎前にある噴水は、アイトゲノッセン噴水。
後ろに見えているのが市庁舎ですよ。

フレスコ画の家々

シュタインアムラインは、建物のフレスコ画が有名ですが、
市庁舎広場(ラート広場)を囲むようにして、
建物の壁にフレスコ画がかかれ、出窓のある家々がそびえ立っています。  

うわ~、すごい。。

なんだか突然、中世の街に迷い込んだみたい。
映画の中の世界の様な気もします。
誰もが皆、足が止まってしまって。。
しばらくじっと街並みを見上げています。

この街の雰囲気には、雨も似合っていそうですね。。

 

これらの壁画は、もともとイタリアの石灰塗料で描かれていたそうですが、
長い年月の間に、日光や雨などにさらされ色が退色。

19世紀~20世紀に、アーティストを雇い描き直したのだそう。
その時に、家によってテーマを決め名前を付けていったのだそうです。

この3軒は、左手から、赤牛の家、石の葡萄の家、太陽の家という
名前がついています。

家の壁画に、赤牛や葡萄や太陽が描かれていますよ。

それぞれの家々の壁に描かれた見事なフレスコ画。
まるで美術館に来ているみたい。。広場全体が美術館の様です。

出窓のある家々も目に付きますが、
中世では、出窓は富の象徴だったそう。

 

左端の赤牛の家をアップしてみました。
裕福な家々は、財力を誇るように出窓のある家を建てたそうですが、
この出窓も立派ですよね~。

こちらの家々は、左は鹿の家、右は王冠の家
それぞれの家の出窓も、やっぱり主張していますよね。

 

聖ゲオルグ修道院へ

市庁舎広場から聖ゲオルグ修道院へ向かいました。

真中の赤い木組みの建物は、市庁舎を裏から見た所。
市庁舎は、横にも後ろにもフレスコ画が描いてあるんです。

 

こちらは、博物館として公開している聖ゲオルグ修道院。

中に入りたかったけど、開いていませんでした。残念。。

フリータイム

この辺りから、ウンター門前集合までフリータイムです。

私達は、もう一度素敵な壁画を見ながら、
ウンターシュタット通りをウンター門に向かって
戻っていきました。

少しだけでも買い物する時間があってよかった。。 

 インテリアのお店「KOOY」の前には、ブリキのカエルと鶏の親子。

双眼鏡を持ったブリキのカエル君、何をみているのかな。

 

お土産屋さんで、また、ビクトリノックスのトマトナイフを
見つけました。ここもスイスですもんね。

もうちょっと買っておけばよかった。。と思っていたので
追加で購入。

でも、飛行機に乗る時は、ナイフは絶対にトランクの中ですよね。
間違って手荷物に入れて飛行機に乗ろうとしたら
即、没収されてしまいますもんね。

スイスはここでお終いなので、スイスのお土産も少し買って。。
シュタインアムラインのショットグラスも見つけましたよ。

そして。。シュタインアムラインとは、もうお別れです。

もうすぐ、ウンター門。
 

中世にタイムスリップした様な、そんな街シュタインアムライン。

スイスで街並みと景観を守る町や村に寄与される賞に
ワッカー賞というのがあり、
1972年から毎年スイス国内の町が一ヶ所選ばれていますが、

シュタインアムラインは、初代「ワッカー賞」受賞の町
としても有名なのだそう。

 

スイス国旗を首に巻いた猫ちゃんの像。
そんな素敵な街をずっと見つめてきたのかな。。
これからもずっと、フレスコ画の街を
見守って行くのでしょう。

 さて、次は、ドイツのマイナウ島です。

ヨーロッパ木組みの家巡り4 ドイツ・マイナウ島観光1
へ続きます。

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