旅の始まりはこちらから 1 イタリア ローマ
旅のスケジュールは こちら
1ローマ・コロッセオ・フォロロマーノ・トレビの泉
2 バチカン市国・サン・ピエトロ大聖堂
3シエナ・カンポ広場 4ピサの斜塔
5 フィレンツェ 6ベネティア
7ベネツィアゴンドラ 8ミラノ
9 フランスモンサンミッシェル 10メトロ・エッフェル塔
11パリ市内観光 12ベルサイユ宮殿~帰国
2004年 6月30日(水)
お昼ごはんを終えて、私達はバチカン市国へ向かいました。
ローマにあるバチカン市国は、一つの独立国です。
世界最小国家のバチカン市国は、なんと東京ディズニーランドと
同じくらいの広さしかないそうです。
ここは、キリスト教最大宗派カトリックの総本山で、
1377年以降ローマ教皇の居住地となっているのです。
バチカン美術館
バチカン美術館へ入るため、暑い暑い日差しの中、
約30分くらい並びようやく中へ。
あとから聞くと、これでもすっごく早かったそうですが。。。
1~2時間は当たり前、ひどい時は4時間も並ぶそうです。
美術館入り口。ここまできたらほっとです。
ここには、歴代教皇達の収集美術品などを展示してあるらしく
まずは、ピオ・クレメンティーノ美術館
ベルヴェデーレの古代彫刻の名品が並んでいます。
ベルヴェデーレのアポロン
バチカン美術館を代表する作品の一つだそうです。
これは、地図のギャラリーで、幅6m、長さ120mの
大ギャラリーの壁面にイタリアや教皇領の地図が
フレスコ画で描かれています。
天井の息を呑む美しさに見とれて、なかなかみんな前に進めません。
至る所から、ため息や、感嘆の声が聞こえていました。
そして、ラファエロの絵画を集めた「ラファエロの間」へ。
ラファエロとその弟子らによるフレスコ画が
4つの部屋に飾られています。
その中でも、この「アテネの学堂」は、
バチカン美術館保有の代表作品です。
そして、いよいよ、ミケランジェロの天井画「創世記」や
祭壇壁画で知られる「システィーナ礼拝堂」です。
この礼拝堂の中は、写真撮影はもちろん、私語も禁止です。
何十人という人がいるのに、静かな、本当に静かな空間です。
色々な国の人々が、ミケランジェロの描いた祭壇壁画
「最後の審判」の絵の前で、じっと佇んでいるのです。
手を組み静かに祈り続けている人も。。
重厚で神聖な空気が張り詰めた、気高い場所でした。
ミケランジェロの「最後の審判」
(フリーの壁紙サイトで貰いました)
この絵は、中央のキリストが右手を振り上げ、
最後の審判を下す様子を描いているそうです。
善良な者は天国へ、悪に満ちた者は地獄へと。。
サン・ピエトロ大聖堂
そのあとサン・ピエトロ大聖堂を見学しました。
イタリアの青い空と、白いサン・ピエトロ大聖堂。
と、その前に広がるサン・ピエトロ広場。
この寺院の中に展示されている、
ミケランジェロのピエタです。
「ピエタ」とは聖母子像のうち、死んだキリストを抱く
母マリアの絵や彫刻のことで、
ミケランジェロは生涯4つのピエタを残していますが、
その第一番目がこのピエタで、最も有名な作品であり、
これによってミケランジェロの名声が確立されたとも言われています。
こちらは、バチカンを守るスイス衛兵。
このユニフォームも、ミケランジェロのデザインで、
メディチ家の色である青、黄、赤が使われているとか。。
笑う事もなく、じっと立ったままのスイス衛兵、
すっごい、イケメンのお兄さん達ばかりです。
「イケメンのオーディションがあるのかな~。」と、新婚さん。
「そりゃ、これだけそろっている所を見ると、
きっと、あるよ。。オーディション。。。」
いや。。本当の所は、何も知らないのですよ。。
サン・ピエトロ大聖堂で結婚式を挙げられたのでしょうか。
新郎、新婦がサンピエトロ広場を颯爽と横切っていきました。
すっごく素敵なカップルですよね~。
サンピトロ広場のオベリスク。
オベリスクは、古代エジプトで多く製作された記念碑です。
オベリスクは、戦利品として略奪の対象とされていた為、
なんと、このオベリスクも、西暦37年にアレキサンドリア(エジプト)から
ローマへ持ちかえって来たものなんだそうです。
以後、このオベリスクは、2000年近くもの間、
ローマやバチカンの歴史を、見守ってきたことになりますよね。
オベリスクを中心に広がる、広場周囲の回廊には
ドーリア式の円柱284本が配置されています。
明日はミサがあるとかで、椅子がずらっと並べられていました。
スペイン階段
さて、バチカン市国の観光も終って、この後はフリータイムです。
映画「ローマの休日」で有名なスペイン階段前で解散です。
「ローマの休日」で王女オードリヘップバーンが
新聞記者グレゴリーペックから、ジェラートを手渡された
その場所で(映画でチェック済みです。)、
ここです。
二人でちゃんと記念写真も撮りました。
二人とも気分だけは、オードリーとグレゴリーペックです。
そのあと、本物の真実の口を見に行きたかったので、
新婚さんも誘って、いっしょにタクシーで出かけました。
途中、かわいいバスが走っていました。
真実の口
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁にある
真実の口は、海神トリトーネの顔が刻まれていて、
手を口に入れると、偽りの心がある者はその手首が切り落とされる
という伝説があります。
映画「ローマの休日」では、
真実の口に手を突っ込んだグレゴリー・ペックが
「わぉ~~」と、手首が切り落とされた振りをして、
オードリヘップバーンを驚かす場面が、あまりにも有名ですよね。
主人も、真実の口に手を突っ込んで、ご多分に漏れず
「わぉ~」と手首が切り落とされた振りを。
結構大きなアクションで、周りの外人さんも大笑い。
でも、その外人さんもやっぱり、
「わぉ~」っと大声でアクションをやっていましたよ。
こちらが有名な「真実の口」です。
待ってもらっていたタクシーに乗り込んで、
スペイン広場に戻った私たちは、夕食までそれぞれ買い物です。
カンツォーネ
バチカン市国観光後は、フリータイムになっていた為、
今日の夕食は自分で探さないといけなかったのですが、
「カンツォーネが聞きたいんですけど。。」と添乗員さんに聞いたら、
「今日、これから友達とちょうど行くんですよ。
いっしょに行かれますか」
「もちろん~、お願いします」ということで、
新婚さんもいっしょに4人、
添乗員さん行きつけのカンツォーネが聞けるお店に
連れて行ってもらえることになりました。ラッキ~。
お店に着いたのが早かった為、お店は貸し切り状態。
私達4人の席で、10曲以上のカンツォーネを
声量たっぷりに歌って下さいました。
夕食は、きのこの生クリームパスタに、
サーモンソティー、ポテトにビーンズとパン、
それにデザートのアイスクリームです。
ワインも進み、サンタ~~~ルチア
と、もうみんな乗り乗りで、大合唱です。
楽しかったな~。
ツアー料金ではなかったので、いっぱい飲んで食べて、
歌を歌ってもらっても、一人4000円程というのも
嬉しかったですね。
ひっそりと静まりかえるホテルロビー。
思いっきり楽しいローマの夜を過ごして、
タクシーでホテルに戻ってきました。
さぁ、今から明日の出発の用意を。
楽しかったローマに、アリベデルチ(さようなら)
明日は、シエナ、ピサと周って、フィレンツェ泊となります。
(3 イタリア シエナへと続きます)
素敵な旅ですね。
バチカン美術館、
サン・ピエトロ大聖堂
スペイン階段。
あこがれの地です。
「システィーナ礼拝堂」の
最後の審判、
生で観られたんですね!!
いいなあ~~。
まるでついこの前行ってこられたかのような詳しい日記。
すごく臨場感があって楽しく拝読してます。
私も母と海外に行くときは添乗員さん付ので行くんですよ~
何かと安心ですし、たんぽぽさんが行かれたカンツォーネのお店みたいにステキなお店も紹介してもらえますものね。
つづきも楽しみにしています。
ご主人のお茶目振りを笑顔で想像してます♪
たんぽぽさんは写真もたくさん撮ってられるけど
こんなに、よく覚えてられるのは
それだけ感動されたのでしょうね
文面からもよ~く伝わってきますよ~
バチカン美術館、
サン・ピエトロ大聖堂
本物を見られたのですね
私は確か?? 確かなんですが??
徳島の大塚美術館の陶板画で見ただけで感動でしたよ~(笑)
カンツォーネのお店も楽しそうですね
旅行先のこんな素敵な夜の思い出は
いつまでも忘れられませんね~
行けないなんて・・・
暑い中の30分は1時間にも匹敵しそう~
でもこんなに素敵な作品に囲まれたらもうニッコリして
暑さは忘れてしまいそうですね♪
貸切状態でのカンツォーネとディナー、
サンタルチアで大盛り上がりですね(*^-^)ニコ
とても楽しそうです(*^-゜)vィェィ♪
一日一日がとても充実しておられますね~
そして旅行記の大変な事を多少なりとも経験済み(笑)
ですので、たんぽぽさんの労力をねぎらいつつ?
しっかり拝見させて頂いております☆
どうぞお目目の事も考えてボチボチに❤
旅行に同行していただけてありがとうございます。
私も書きながら、もう一度行った気分で
得した感じです。
「システィーナ礼拝堂」
観光客がいっぱいなのに、し~んと静まりかえって。。すばらしい雰囲気でした。
メモや写真や、主人の撮ったビデオを見ながら
思い出して書きました。
書いているうちに、どんどん思い出して。。
読んでいただいて嬉しいです。
私達は、日本から添乗員さん付きで行くのは
まれなんですよ。
たいてい現地のガイドさんにお願いします。
だから、出国や入国などは自分達で。。
添乗員さんがいっしょだと、なんでもやってもらえるし楽ですね~。
更紗さん、お母さんといっしょに海外行かれるんですね。
お母さん、お幸せですね~。
ローマの休日の映画、素敵ですよね。
私も何回も見ました。
写真見たり、メモを読んだり、ビデオを見たり
するうちに、楽しかった思い出がどんどん
蘇ってきてしまって。。
徳島の大塚美術館の陶板画、素敵でしょうね。
見てみたいです。
カンツォーネのお店は、ラッキーでした。
ほんと、忘れられない夜ですね。
ほんと、暑い中、待ち時間が大変でした。
それでも、こんなのはまだましな方ですよ、と言われて。。
中には、あまりにもの待ち時間に諦めてしまう方も
おられるようですが、やっぱり入る価値はあると
思います。
中に入ったら、並んだことを忘れてしまいました。
旅行記、記録に残したいと思って書いているので
もう、長くなってしまって。。
長すぎるかなぁ。。と思いつつ書いています。
私は、だいたい、最後まで下書きはできているんですよ。ここまでが、大変でした。
御心配いただいてありがとうございます。
くまこさんも、ぼちぼち読んでいって下さいね。