旅の始まりはこちらから 1 イタリア ローマ
旅のスケジュールは こちら
1ローマ・コロッセオ・フォロロマーノ・トレビの泉
2 バチカン市国・サン・ピエトロ大聖堂
3シエナ・カンポ広場 4ピサの斜塔
5 フィレンツェ 6ベネティア
7ベネツィアゴンドラ 8ミラノ
9 フランスモンサンミッシェル 10メトロ・エッフェル塔
11パリ市内観光 12ベルサイユ宮殿~帰国
2004年 7月1日(木)
トスカーナ地方をバスはシエナ目指して走ります。
窓の外には、オリーブ、ぶどう、糸杉の木々。
そして、ひまわり畑も広がっています。
左へ行けばフィレンツェ、右へ行けばシエナ。
バスは、ここで右へ曲がり、一路シエナへ。
ここがフィレンツェとシエナの別れ道。
シエナ
今回の旅行は、ローマ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノと
イタリアの有名な都市を周りますが、その中で唯一、
あまり聞いた事がない都市が「シエナ」でした。
だから、初めはあんまり期待していなかったのです。
「シエナ」ってどこ??ってかんじで。。
ところが、トスカーナの丘の上の街シエナは、
中世の街並みが今もそのまま残る、とっても素敵な街でした。
旅が終ってみれば、イタリアで1,2を争うお気に入りの
街となっていたのでした。
まるで映画の中に足を踏み入れたような、
そんな雰囲気の街、シエナ。
シエナは、12世紀頃から金融業を基盤にして発展した街で、
フィレンツェが常にシエナの最大のライバルでした。
両都市は長年に渡って武力衝突し続けてきましたが、
最終的に軍配はフィレンツェに上がり、そのせいで
シエナは中世以降発達する事がなかったのです。
でも、そのことが逆に、シエナを中世の佇まいを色濃く残したまま、
芸術の街として現存させたと言われています。
石畳、煉瓦畳の街、シエナ。。
一瞬、石畳の路地から長いスカートの裾を翻して、今にも
ジュリエットが飛び出してきそうな、そんな気がしました。
「なんか、その辺の路地からジュリエットが飛び出しそうな
気がせえへん?」 。。と、主人に言うと、
「え。。ロミオとジュリエットって、ここが舞台やった?」
「ちがうけど。。そんな感じがするやん。。するやろ?」
「。。うん。。するする」
ロミオとジュリエットの舞台は、ヴェローナなのですが、
ヴェローナよりも、このシエナのほうが中世の街並みを
今も、より色濃く残しているということらしいですよ。
お土産やさんも、街の雰囲気に溶け込んでいます。
ただ、ジャージに赤いTシャツのおじさんだけが今風ですが。。
シエナには、年に2回行われるパーリオと呼ばれる
裸馬のレースがあります。
ヨーロッパ各地でテレビ放送されるほど有名なお祭りなのですが、
そのちょうど前日に、シエナに行った私達。
街には、パーリオでの自分達の優勝を願った色々な旗が
掲げられていました。
シエナドゥオーモ(大聖堂)
ゴシック様式とロマネスク様式の大聖堂です。
緑と白の大理石が交互に積み上げられています。
その色合いがしっくで、とても素敵です。
ドゥオモの内部も、象嵌細工や濃淡の大理石で飾られ
目を見張るほどです。
天井の美しさも、言葉には表せないくらい。。
カンポ広場
大聖堂を出て、カンポ広場に向かいました。
細く暗い路地を抜けると、なんとそこには世界一美しい広場
といわれる、貝殻の形をしたカンポ広場が広がっています。
「わぁ~、すご~い」
突然現れた、明るく大きな広場に人々の歓声が上ります。
パーリオの前日ということで、広場では
明日の裸馬のレースの用意が進んでいました。
広場の石畳の上に土を敷きつめて馬場も作られていましたが、
「本当に、ここで何頭もの馬が走るの。。?」と、
信じられない思いです。
椅子もいっぱい運ばれ、観客席の用意が。。
さて、シエナはワインでも有名な街だそうで、
私たちも、カンポ広場前のお店で赤ワインを買いました。
3000円位の赤ワインでしたが、ローマで買ったら8000円
日本で買ったら12000円ほどもするそうです。
(あの当時は1ユーロ100円くらいでした。
今だったら1ユーロ165円。。1、6倍するということで、
20000円のワインということになりますね。)
日本に帰ってから飲んだのですが、
12000円のワインと思って飲んだせいか、
すっごくおいしかった~。
それまで、私も主人も赤ワインは余り好きじゃなかったのに、
こんなにおいしい赤ワインもあるんだ。。と、
赤のワインも好きになった瞬間でした。
ワインの名前を覚えていないのが、すっごく残念です。
ま、覚えていても、ちょっと買えないですけれど。。
カンポ広場前に並ぶお店です。
こちらは、カンポ広場にあるプッブリコ宮殿です。
シエナが繁栄した中世に、政庁として建てられました。
今はシエナの市庁舎で、当時鐘付き堂であった、
マンジャの塔もそびえ立っています。
中世の街並み、ドゥモの荘厳さ、世界一美しいカンポ広場と、
私たちの心をしっかり掴んだシエナですが、
最後の極めつけは、お食事をしたレストランの窓から見た
額縁の景色。
この景色を目の前に見ながらのランチでした。
シエナの街が見渡せるこのレストランでいただいた、
シエナ名物パスタ・ピーチ(手打ち太麺)のトマトソースや
チキンソティー、ポテトのサフラン風味、ドルチェ。。
この美しい景色と相まって忘れる事ができないランチとなりました。
(4 イタリア ピサへ続きます)
中世の世界に迷い込んだみたい❤
ヨーロッパ、いつか行ってみたいなぁ~
まだちょっと私には早い気がするので、
ヨーロッパに行ける様な女性になるのがまず
先決かな?(笑)
レストラン、高台にあったんですね。
お写真でお料理を見るのももちろんいいですが、
メニューが書いてあるとそれを想像して、なかなか楽しいです☆
ホント中世の時代に迷い込んだ気持ちになります
実際にこんな風景の場所に立ってみると
いろんな想像が膨らんで楽しかったでしょうね
シエナは やっぱりサッカーのチームで
名前だけは知っていましたが
こんな素敵な街のチームだったんですね
やっぱり自分の目でいろんな場所を見ておくのは
心の財産だし、物の見方も変わって
人としても大きくなる気がします
シエナの街が一望しながらのレストランも良いなぁ~明日も楽しみです
映画の世界の様で素敵。
BSテレビで世界遺産の旅を見た時出て来る建物に実際に行かれたんだと感心しながら魅せて貰いました。
PCに取り込まれていて本当に良かったですね。
たんぽぽさんの旅行記はとても興味深いです^^
シエナの街並、素敵ですね~。
続きも楽しみにしています♪
街が見下ろせるレストラン、
素晴らしい景色とおいしい味わい、
きっといつまでも忘れない
思いでに残ることでしょうね。
そうみたいです。私も知りませんでしたが、
長年に渡って、シエナとフィレンツェは
熾烈なライバルだったようです。
イタリアで一番心の残ったのがベネティアで、
その次がここ、シエナでした。
いつか、イタリア旅行される時は、ぜひ行程に
入れてみて下さいね。
素敵な町でしょう。。
私も主人も、あまり期待していなかっただけに
感動も大きかったかもしれませんが、
でも、本当に映画の中の世界でした。
私なんか、何かを待っていたら、
いつまでたっても行けないし、年ばっかりとっていくので、
もう、待つのはやめて、行ける時に行くようにしています。
充分に素敵なくまこさん、
ご主人様とどうぞ、ヨーロッパ、行ってきてくださいね。
そして、おいしいお料理、また紹介してくださいね。
ありがとうございます。
気持ちわかっていただいて。。
本当に、その通り、中世の時代に
迷い込んだ気持ちになりました。
そうですよね、
写真やガイドブックでは味わえない、
現地に立ってはじめて味わえる感動というものが
あると思います。
そういうものを求めて、旅してしまうんですよね。
デジカメで撮った写真はパソコンに取り込めて
ほんと便利ですよね。
それまでのもスキャナーで取り込めば
いいのでしょうが、なかなか面倒でできません。。
イタリア世界遺産の旅、BSでやっていましたね。
私も見ていました~。