夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

彼岸明け

2013-09-26 22:39:42 | 日記・エッセイ・コラム

13村山浅間神社の曼珠沙華

千本以上の花が一斉に咲いている様は、まるで別世界のようです。

50神社とお寺が同じ境内にあります。

入り口は違っていますが、中は別々になっていません。

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曼珠沙華の強烈な朱色を見た後は、平凡なコスモスの花がとても新鮮に見えますね……

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今日の富士山は、本栖湖からの富士山です。

千円札の裏側の図柄の場所から撮影しました!

早速千円札を調べて見て下さいませ!!

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散歩道の曼珠沙華

田舎では、昔土葬をしました。屋敷の隅に屋敷墓があります。

子孫たちが土地を売らないように、屋敷や畑の端に墓を造りました。

土葬した遺体が野生動物に荒らされないように、猛毒の曼珠沙華を墓場に植えました。

シキミ(香花)も同じように遺体が腐敗するのを防ぐ目的で墓に植えたり、供えたりするようです。

 

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私の故郷では、彼岸花を『はっかけばあさん』と呼んでいました。

触ると痺れて、歯が欠ける。歯欠け婆さんになってしまうと教えられました。

田んぼの畔に沢山生えているのは、大切なお米を稲刈りの前に、ネズミやモグラに食べられないように植えたので、畔道に群生している
ようです。

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真っ赤な花が火を連想させる為か、子供が触らないようにする気配りからか、摘んで家に持って帰ると家が火事になるとも教わりました!

彼岸花の名前や形は知っていても、毒があること迄知らない日本人が殆どだと思います。

田舎育ちは、自然と危険な植物や、かぶれる木などを覚えますね…

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お札の図柄のモデルの本栖湖。

富士五湖の中でも周囲を山に囲まれていて、周りが余り開発されていないので、とても静かな美しい湖です。

毎日のように見ているのに、知らないことって沢山ありますね。