夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

平成28年昭和の日

2016-04-29 20:25:19 | 日記・エッセイ・コラム

                                          平成28年昭和の日

夕方の富士山

時々刻々と雲や山肌の色が変化して行きます。

 

 

 

 

昼間久しぶりにセニアカーで、茶原のある方面に散歩しました。

  みるい新芽。

                  もうじき新茶の季節。

私が最後に実家の茶原のお茶っぱを手摘みで摘んでから、もう26年の月日が流れました。

今は機械摘みがほとんどです。

乗用の茶摘みの機械が高価なので小規模な茶農家は経営が成り立ちません。

消毒や草取り等の手入れをしないと良いお茶は収穫出来ません。

収入は生葉の代金だけですので、お茶工場を持たないお茶っぱ農家だけでは生活して行くのがかなり大変ですので、

どうしても兼業農家になってしまいます。

 農家の後継者問題は個人事業主や、中小企業と同様に頭の痛い問題です。

 親孝行な子供が跡を継いでくれても、嫁は来ない。仕事は大変。生活は苦しいでは、耕作放棄を考えるのも仕方がないと思います。

 私もお茶工場を経営する専業農家の娘として生を受けましたが、現在は農業とは全く無縁の生活を送っています。

日本の農業はこれからどうなってしまうのかとても不安になります。

誰が安心、安全な米や野菜作りを担って行くのか。

どのようにして生産者の生産意欲を維持して行くのか。

安心、安全な食糧の安定した供給。

 政治家は、もう少し真剣にまともに取り組んで欲しいと思います。

 

 以前は、お茶畑でしたが、荒れ放題になってしまった畑に生えた野の花畑

黄色の花は母子草。

去年何時の間にか数本ミカンの苗木が植えられていました。

 耕作放棄地と相続、税金の問題は地方都市では深刻な問題です。

 

今日は平成28年の昭和の日です。

私は昭和28年生まれですので、平成28年になって急に自分が物凄く昔の人間になったような気がしました!

昭和、平成の時代を生きて来た!なんて!?

昭和58年生まれの人はまだ大分時間がありますから大丈夫です!

平成18年生まれの孫たちがもう10才です!!

            孫六人   昭和は遠くなりにけり     タンポポおばさん