ともに悲しみ、ともに泣く
日野原重明 生きかた上手 3年日記 より
ともに悲しみともに泣く
病む人の苦痛を、孤独が一層強くします。
病む人が心から欲しているのは、美しい花でもなければ、快活な励ましの言葉でもなく、同じ痛みを体験した友の訪れです。
私が大学時代に1年間結核を患ったことは、将来医師となった私に、患者さんの心に共感できる素地をつくってくれました。
たとえば戦友の、あるいは遭難体験をもつ登山者同士は、極限のなかで互いに裸の姿をさらしつつ、ともに苦しみを生き抜いた体験で強く結ばれます。
ともに泣いてくれる友は、病む人の心に小さな希望の灯をともすことができます。
Г偕に喜べば喜びは二倍に、偕に苦しめば苦しみは半分に」とドイツの美しいことわざは言っています。
今年仕事で上京した時に宿泊した病院近くのホテルで、日野原重明先生をお見かけ致しました。
百歳を越えていらっしゃるようにはとても思えない矍鑠としたお姿でした。
齢を重ねる
なんと、今も 毎日わくわくしながら朝を迎えていらっしゃるそうです!
先生ご自身も、いくつになっても60代後半位の気持ちなのですと書かれています。
講演などで年齢を紹介する時、つい10歳も若く言いたくなるそうです……
人間には限界があることも知っているし、無限の明日を期待できないこともわかっているが、
たとえば2020年の東京オリンピックを一つのГ関所」と考え、まずはその日を健やかに迎えられることを
目標としていらっしゃるそうです!
我が家の生き方上手さんたち
マンションベランダの隅っこで、生きているケビン手作りの寄せ植え。
ベランダは想像以上に強風が吹きましたので、隅で風を避けています。
一両や百両の実、紅葉の葉が色着くのを楽しみにしています。
物干し台の下で風雨を避けて生きている多肉植物達。
日当たりは良いのですが、風当たりが強いので、冬の過ごし方を少し心配しています…‥