私が落とし主です。
今年一月に
富士市のプラスチック中間処理施設で、捨てられたプラスチックケースの中に入っていた
古びたポーチの中から、一万円札364枚が見つかりちょっとしたニュースになりました。
元々プラスチックゴミとして処理されてしまう運命の364万円。
三ヶ月を経過しても持ち主が現れないので、正式な手続きを経て、
4月13日に警察署から拾って届け出た富士市に。
お金は富士市民の為に使われるとのことです。
『私が落とし主です』
どこにでもある落とし物の一件落着の話ですが
ここでわざわざブログの記事にしたのは、
「私が落とし主です。」「私が落としました。」と名乗り出た人が数人いたと言う新聞報道です。
なんか、普通の落とし物案件が一気にテレビドラマの原作になった感じ...
一年365日に後一日足りない364。
364と言う何となく意味の有るようなミステリアスな数字。
本当の落とし主は一体どんな人?
どうして一万円札だけ入っていたの?
へそくりにしては額が多過ぎる。
老後の生活資金として貯めていたなら、安心安全な金融機関に預ければ
多少の利息収入も有ったのに。とか
落とし主はどういう生活を送っていたのかしら?
どういう経緯でプラゴミに紛れ込んで、処理施設へ運ばれて行ったのか?
落とし主は今はどうしているのかしら?
多分贅沢もしないで、黙々と働き、爪に火を点すようにひっそりと慎ましく暮らしていたのだろうと思います。
図らずも、社会の役に立つ様に使われることになった364万円。
それに対して、364万円と言う金額に目が眩み、
よりにもよって警察署にしゃあしゃあと「私が落としました。」
「私が落とし主です。」と名乗り出た愚か者たち。
君たちは、サギの犯罪予備軍ですね...
恥を知りなさい!恥を!
警察署は嘘つきたちの名前をブラックリストに登録して振り込みサギ等の経歴を調査して次の詐欺事件を防いで欲しいです。
お金というのは、使い方が大切。
生きたお金の使い方。
お金は人間の人格を変えるということが身にしみる事件簿でした。