

【電通が「正式」決定】
「電通は9日、約60年にわたって社員手帳に記されていた社員心得「電通鬼十則」を、2017年版の手帳から削除すると正式に発表した。」(読売新聞2016.12.10)
先月「削除を検討」と発表していた電通の正式な決定です。当ブログでもたびたび取り上げたテーマなので就活トピック・プラスとして今回も取り上げてみますね。

・・・・・休憩スポットはこちらへ・・・・・・・・
管理人tarebonはアメブロもやってますので、就活の息抜きでよろしければ、そちらもぜひご参照ください。(不定期更新)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★★★定期更新は★★★
原則週1回(土)+増刊で予定です。
◆冬◆
★★★☆☆☆☆★★☆☆
■正式決定と具体的な改革■
NHKニュースから紹介です。
※※※※※※※※※※※※
電通 「鬼十則」の社員手帳への掲載取りやめへ
12月9日 17時53分
大手広告会社の電通は、労働環境の改善策として「取り組んだら『放すな』、殺されても放すな」などの言葉が記されている社員の心得、「鬼十則」を社員手帳に掲載するのを取りやめるなどの新たな取り組みを発表しました。
それによりますと、電通は来年度から社員の多様な価値観を反映させるためとして、管理職の評価に部下からの評価を取り入れる制度を導入するほか、各部署での有給休暇の取得率50%以上の達成を目指すとしています。
さらに、4代目の社長が作った社員の心得、「鬼十則」について、来年から社員手帳に掲載するのを取りやめることも正式に発表しました。「鬼十則」は「取り組んだら『放すな』、殺されても放すな」などの言葉が記され、去年、電通に入社し過労のため自殺した高橋まつりさん(当時24)の遺族も手帳に掲載しないよう求めていました。
電通は「引き続き社員の自由な提言や、かったつな議論を通じて、新たな企業文化の創造に取り組んでいきます」とコメントしています。
※※※※※※※※※※※※
NHK NEWSWEBより
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161209/k10010801411000.html
電通の別のコメントも紹介。
「電通は(鬼十則を)削除した理由について、「労働環境改善のためにも、掲載は不適切と判断した」と説明している」(読売新聞2016.12.10)
この出来事が
今後の日本企業の労働環境に与える影響に、当ブログも注目していきたいと思います。
■約60年の常識が変化する時■
冒頭にも紹介しましたが
“約60年にわたって社員手帳に記されていた社員心得「電通鬼十則」”
が事実上消されることになります。
それでは
鬼十則がすべて悪いものだったのかといえば
また難しい議論になります。
たとえば
松下幸之助をはじめ多くの経営者が
電通の鬼十則の理念に価値を認めてきました。
→→制定後、約60年の間に仕事をめぐる環境や常識が変化してきた結果なのかもしれません。
■自分の職業観・勤労観を確かめてみる■
これから就活をスタートさせる学生さんには
まずは“自分なりの職業観・勤労観を立ち上げてみること”をお勧めしておきますね。
個人の職業観・勤労観(つまり価値観)と、会社の常識に乖離がありすぎると
お互いに不幸になります。
個人の価値観、会社の価値観、時代の価値観が、3つともベストに噛み合うことは難しいかもしれませんが、嚙み合わせるための第一歩は
・自分の価値観はどういうものか
・どんな仕事、どんな働き方をしたいのか
をはっきりさせることだと思います。
就活生、応援してます!

明日はTOEIC受験の日
2016.12.10
★★★定期更新は★★★
原則週1回(土)+増刊で予定です。
◆冬◆
★★★☆☆☆☆★★☆☆

