

【前回記事とのセットです】
こんにちは。
自分なりの職業観・勤労観を磨いて、自分の就活の軸を固めることが
大学生の就活準備の基本だと当ブログでは考えております。
そうそう。自己分析と並行して、早めに準備しておこう。
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管理人tarebonはアメブロもやってますので、就活の息抜きでよろしければ、そちらもぜひご参照ください。(不定期更新)
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★★★定期更新は★★★
原則週1回(土)+増刊で予定です。
◆冬◆
★★★☆☆☆☆★★☆☆
■会社の価値観と合うかどうか■
就活セミナーよりも、経営セミナーでよく引き合いに出されるドラッカーの言葉が参考になるかも。
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組織には価値観がある。そこに働く者にも価値観がある。組織において成果をあげるためには、働く者の価値観が組織の価値観になじまなければならない。同一である必要はない。だが、共存できなければならない。さもなければ、心楽しまず、成果もあがらない。
(中略)
私自身、成功していたことと、自らの価値観との違いに悩んだ。1930年代の半ば、ロンドンの投資銀行で働き、順風満帆だった。強みを存分に発揮していた。しかし、金を扱っていたのでは、世の中に貢献している実感がなかった。私にとって価値あるものは、金ではなく人だった。
自分が金持ちになることにも価値を見出せなかった。大恐慌のさなかにあって、他に仕事の目当てがあるわけではなかった。だが、私は辞めた。正しい行動だった。
つまるところ、優先すべきは価値観である。
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ドラッカー「プロフェッショナルの条件」(上田惇生編訳:ダイヤモンド社2001年31版から)
自分の価値観、職業観や勤労観がどんなものなのか。
学生時代から整理しておくことが大切かもしれないね。
■本能的な感覚を知る■
自分の価値観、職業観や勤労観といっても、難しく考えて悩むより、まずは本能的な感覚を呼び覚ますのもおすすめです。
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ドイツの心理学者カール・ビューラーは第一次大戦の数年後に出版した『子供の精神的発達』という名著の中で、子供にとっては自分の能力内にあることをやるのが快感であるということを実証している。
人間の子供は、二本足で歩く能力を先天的にそなえている。だから歩けるようになることは、子供にとって快感そのものになる。よちよち歩きする子供は、「歩かなければならない」という義務感でやるのでもなんでもなくて、それが快感だからである。これがビューラーのいう「機能快」である。
つまり機能させるようになることは、自己の可能性の実現なのであり、快感なのであり、子供にとってはその時点における生きがいなのである。
生きがいを見失ったように感じている大人にとっても、まず「何が自分に鋭い喜びを与えるか」を内省することからはじめるべきであろう。
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渡部昇一「生きがい」(WAC出版2004年初版から)

(イメージ:夢に向かって)
■自分の職業観・勤労観はどんなものかな■
大学の就活セミナーやキャリア教育の講座などで、いろんな機会に「職業観・勤労観」を磨くことができると思います。知識的な勉強も必要になってきますが、ぜひ「何が自分に鋭い喜びを与えるか」という自分自身の生きがいに結びつく価値観を確かめてみて欲しいなと思っています。
就活生、応援してます!
誕生日1ヶ月前
2016.12.17
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