私が手に持っているのは
リラックマの刺繍が入った
御守りです。
受験を始め、いろいろな折に
御守りで神だのみをするのは
日本人の習性なのかもしれません。
今日の読売新聞で目にした記事が
印象的だったので書いてみます。
◆受験日に月経が来ない工夫
※※※※
女子生徒にとって、受験日と月経が重なるのは痛手になる。
当日、トイレに行く回数が増えるし、月経痛も悩ましく、試験に集中できなくなるおそれもある。
日本家族計画クリニック(東京・市ヶ谷)には毎年11月に入ると、月経痛で悩む近隣の女子高校生を中心に受験生が訪れる。本番と月経が重ならないよう、低容量ピルで月経日をずらすためだ。
※※※※
読売新聞 2010年10月23日付 健康プラス~受験に備えて~より
女性の月経をずらすことは
神だのみでも難しいようですね。
私は男性ですので、こうした女性特有の生理に関する理解は
残念ながら十分にできていません。
この記事に釘付けになったのは、少しでも理解を
しておきたいと思ったからです。
◆就活のスケジュールから考えてみる
私を含めて世間の男性は、まさか女子高校生が
月経周期と大学受験日をずらすための苦労をしていることに
気がつきません。
受験であれば試験日は把握できるのですが
このことを大学生の就活で考えてみるとまた
難しい問題が出てくるように思います。
企業説明会や面接は大学受験のようなスケジュール調整を
していくのが難しいものです。
自分の体調のペースとどう重なるのかということは
「神のみぞ知る」という状況になりますよね。
◆男性社会の判断から
大手企業の面接官はどうしても男性が多くなります。
そこから、女子学生が月経痛と重なる日に面接日が設定され
そこでもし
この学生は「表情がさえない」
などという男性面接官が一方的に偏った判断から
「お祈り通知(不採用通知のこと)」
が出されることがあると・・
もう悔しい!としか言いようがありませんよね。
◆女性の多い会社、女性に配慮した会社に
こういうことを考えていくと
女子学生が就職活動で接する会社の大半は
やはりまだ男性社会なのであるといえましょう。
女子学生の場合には
女性が多く活躍し、そういう女性に配慮した会社というのを
しっかり下調べしておくことが望ましいのですよね。
がんばってリサーチしてみよう
女性が本当に安心して働ける環境を見つけられますよう
男性の私はただ
「御守り」をもって、神だのみすることしかできません。
秋の夜に
では
ご意見お寄せくださいね。