鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第102回】 一体化する力

2011年04月12日 | 住宅コンサルタントとして
どれだけ一所懸命仕事をしていても、
どれだけ緻密な経営戦略を立てたとしても、
経営そのものが絶対に順調に推移するということはありません。

今回の東日本大震災のように、予測できない天災が発生し、
それまで綿密に立ててきた販促企画が流れてしまうこともあります。

また契約合意していたお客様が、この震災で仕事がなくなってしまい、
結果ローンを返済できる見込みが無くなった・・・。
そうすれば、当然契約解除に応じざるを得ないわけです。

いい結果を出すために、努力をし続けなければなりませんが、
時流に合った戦略を立て、それを着実に実行したとしても
必ずしも結果につながるわけではないのです。

努力をしてきて、結果としてそれが順調に推移していないときにどうするか?
どんな手を打つのか?

ここが経営者として、ある種の素の力が試される時です。
また組織として、こういう事態の時にどう動けるのかということが
その組織の素の力だと思います。

こういう事態では、新たに手を打つことも大切なのかも知れませんが、
今までやってきたことを150%、200%でやりきることが重要だと思います。

今まで掘ってきた穴とは違う穴を掘るわけではなく、
今まで掘ってきた穴の固い地盤を突破して、さらに深く掘るようなイメージです。

それを実行できる組織こそが、本当に強い組織です。

非常事態宣言を出した際、どこまで一枚岩になり、固い地盤を突破できるか・・・?

皆さんの会社は、組織力は強いですか?
そういう強い組織になるために、どんなことをやらなければならないのでしょう?
コメント
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