鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1499回】 スタッフがマンネリしない工夫

2015年02月07日 | 住宅コンサルタントとして
一流の人とは、基本中の基本の大切さを理解していて、
基本をおろそかにせず、飽きること無く基礎練習を行なえる人とも言えるでしょう。

そんな人は希で、大半のビジネスパーソンは
マンネリを感じたり、飽きたりするのではないでしょうか?

並の能力以下のスタッフがマンネリを感じたまま仕事をしていると、
それはかなり組織の空気を悪くします。

更にそういう奴に限って、周囲のスタッフを自分のゾーンに引き込もうとしたりする訳です。

何をするにもつるみたがる。
そして仕事中や仕事が終わった後も、周囲の真っ白な人を誘っては
足を引っ張って自分と同じ価値観を植え付けようとしたりするのですね。

こうなってしまうのは、本人にもちろん問題がある訳ですが、
そういう奴にそうさせている会社側、要するに経営側にも問題があるのです。

マンネリさせない工夫はいろいろあると思いますが、
まずは個人面談を定期的に重ね、本人の行動のさまざまな点を数値化しておき、
客観的に自分のパフォーマンスをどう思うか、ということを自分で評価させることです。

大体が感覚で仕事をしているので、
その感覚がいかに大したことがないかを会社側がデータで示すのです。

更には違う支店に異動させる。
違う職種にコンバートする。
これまでとは違う仕事をさせる。

要するに本人の環境を定期的に変える訳です。

居心地が良いと、並レベル以下のビジネスパーソンは楽な方に流れがち。
社員教育をして全体を底上げする必要は、もちろん会社としてやらなくてはいけませんが、
刺激ある環境を与えることも併せてやっていくべきです。

究極の理想は、採用の際、人間性の低いスタッフを採用しないことですが、
それだとなかなかスタッフが集まらない、という問題が起こります。

会社を大きくしていくのであれば、
こうした社員さんのマンネリ化を防ぐ手法も押さえておきたいですね。
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