鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1501回】 若い頃からワークライフバランスなんて考えない

2015年02月09日 | 住宅コンサルタントとして
年々、日本にはハングリーさが欠けてきているなぁ、と個人的に感じます。

若い方のお仕事に関する関心は、休みの多さとか勤務時間の短さなどに集中し、
プライベート時間が充実できるか、というところに目が行く方が多いなぁと思ってしまいます。

でも、若い頃から自分のプライベートを優先するような生き方をしていると、
結局40代、50代でビジネスパーソンとして大きな差が出てしまうと思うのです。

ちょっと頭の回転が良くて、人付き合いがうまく、口も達者。
その部分に頼って、コツコツと努力を重ねず、うまく世の中を渡ってきたオッサンで、
中身がペラペラの人ってホント魅力が無いです。

そしてある一定の年齢になると、組織の中で完全に浮いていますし
何だか会社の足を引っ張るようなタチの悪さも出てしまっている人を
これまで何人も見てきました。

でも、大きな組織の中での渡り方がうまいだけで、
本人に力も実力も無いので、その組織を出ると誰も拾ってくれない・・・。

そんな人生、絶対に自分なら嫌だなぁと思います。

私は大学を出て、最初の会社に入社させてもらった時から、
いつ会社からクビと言われても、困らない自分でありたいと思って仕事をしてきました。
だから当然、結果を出そうと思っていました。

そうでないと、会社に対して意見も言えないですし、
お給料をいただくときに後ろめたい気持ちになりますから・・・。

そのために、徹底的に量をこなしてきました。

私は年間320日前後仕事をしていて、日々、全国を移動しています。

中には「毎日、大変ですね!お体、大丈夫ですか?」と声を掛けて下さる方もいますが、
正直、今は昔に比べれば、全然体は楽なんです。

修業中の頃は、朝、始発で家を出て、会社に泊まって仕事をし、
翌日の終電で帰宅するということもしょっちゅうでしたし、
基本的に終電帰宅が多かったのです。

今、家には平均して21時には帰れているので、もう全然違います。
だからジムにも通うことができていますし、睡眠時間も確保できています。

これも若い頃に徹底して仕事量をこなしてきたからだと本当に思います。
逆に自分が若い頃、「ワークライフバランス」なんて概念は無かったです。

今の努力が10年後、20年後の自分をつくります。
若い頃から、ワークライフバランスなんてことを気にするともったいないなぁ、と思う、今日この頃です
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